ついにシャオミから「ライカのスマホ」登場。グローバルは3月発表か(スマホ沼)

ガジェット スマートフォン
山根康宏

山根康宏

香港在住携帯研究家

  • homepage
  • facebook
  • X

スマホとSIMを求めて世界を取材中。メディアへ執筆多数。海外・中国通信関連の記事や講演承ります。noteや動画配信もやってます。

特集

みなさんこんにちは、香港在住の携帯電話研究家、山根康宏です。シャオミからフラッグシップスマートフォンとなる「Xiaomi 17 Ultra」が2025年12月25日、中国で発表となりました。2025年9月に「Xiaomi 17」「Xiaomi 17 Pro」をすでに発売しましたが、ついにUltraモデルの登場。この3モデル展開は毎年恒例ですが、今年はライカモデル「Xiaomi 17 Ultra by Leica」も登場します。

ライカのスマートフォンと言えばこれまでシャープから日本限定で「Leitz Phone」が販売されてきました。Leitz Phoneはシャープの最上位モデルをライカ仕様に仕上げた特別モデル。しかし2025年はシャープからその最上位モデル「AQUOS R Pro」の新機種がでてきておらず、Leitz Phoneもこのままでは出ないのでは、と考えられています。グローバル展開も予定されているXiaomi 17 Ultra by LeicaはそのLeitz Phoneに変わるモデルになるのかもしれません。

なお前モデル「Xiaomi 15」シリーズ(Xiaomi 15、Xiaomi 15 Pro)は、2024年10月29日中国発表、Xiaomi 15 Ultraは2025年2月27日中国発表でした。それぞれグローバルモデルは毎年2月末にスペインで開催されるMWCに合わせ、2025年3月2日にXiaomi 15とXiaomi 15 Ultraが発表。それと比べると、Xiaomi 17シリーズ3機種は発売時期が前倒しされたわけです。

Xiaomi 17 Ultra by LeicaのベースとなるXiaomi 17 UltraはSnapdragon 8 Elite Gen 5に6.9インチディスプレイを搭載します。6800mAhバッテリー(中国モデル。グローバルモデルは現時点で不明)は90W有線と50W無線充電に対応。Xiaomi 15 Ultraより当然のことながら性能は高められています。

そしてカメラは広角と超広角が5000万画素、望遠は2億画素で世界初の連続(コンティニュアス)ズームに対応。これは8枚のレンズを3つのグループに分け、それを動かすことで75mmから100mmの間でシームレスな焦点距離の変更を可能にします。

Xiaomi 17 Ultra by LeicaはこのXiaomi 17 Ultraのボディーをライカ仕上げとしたもの。側面の文字入れやローレット処理、さらに「Leica」のロゴは立体表現されています。

それに加えて円形カメラバンプは周囲を回せるリング構造になっています。回転させることで焦点距離やシャッター速度などの手動調整が可能。カメラのレンズを操作するような撮影体験が味わえます。

パッケージにはLeitz Phone同様、シルバーのレンズカバーも付属。金属製なのかどうかが気になります。

価格は16GB+512GBモデルが7999元(約17万8000円)、16GB+1TBモデルが8999元(約20万1000円)。同じメモリ構成のXiaomi 17 Ultraとは600元(約1万3000円)の差なので、ライカ仕上げ+回転式ベゼル機構を考えるとお得感もあります。グローバル発表はおそらく2026年3月1日ですが、それまで待ちきれませんね。

《山根康宏》

※テクノエッジが運営する有料会員コミュニティ、テクノエッジ アルファに加入すると参加できるDiscord内、「スマホ沼」チャンネルにおいて、記事に関する追加情報や山根ハカセとの交流、スペシャル映像をお楽しみいただけます。ほか、生成AIや自作PCに関するコンテンツ、リアルイベントの優先招待などの特典がございます。ぜひ、ご検討ください。

Amazon売れ筋ランキング

山根康宏

山根康宏

香港在住携帯研究家

  • homepage
  • facebook
  • X

スマホとSIMを求めて世界を取材中。メディアへ執筆多数。海外・中国通信関連の記事や講演承ります。noteや動画配信もやってます。

特集

BECOME A MEMBER

『テクノエッジ アルファ』会員募集中

最新テック・ガジェット情報コミュニティ『テクノエッジ アルファ』を開設しました。会員専用Discrodサーバ参加権やイベント招待、会員限定コンテンツなど特典多数です。