シャオミのサブブランドPOCOが、フラッグシップ向けチップSnapdragon 8 Elite を載せた新型スマートフォンPOCO F8 Proを国内で発売しました。
POCOはモバイルゲーマーやガジェット好きを主なターゲットに、高い処理性能を備えつつ、機能を絞ることで低価格を実現するブランド。
なかでも最上位のFシリーズは、メインストリーム向けスマホの最上位モデルに匹敵するゲーム性能でありながら大幅に安い「フラッグシップキラー」と呼ばれることもありました。

POCO F8 Proは、そのPOCO Fシリーズ最新世代の上位モデル。海外ではProより上のUltraが今世代から加わりましたが、国内向けにはF8 ProがPOCO最高峰になります。
主な仕様はこちら。Snapdragon 8 Eliteや6210mAhの大容量バッテリー、100Wの超急速充電ハイパーチャージといったゲーム体験に直結する部分はハイスペックで、公称のAnTuTuベンチマークスコアは先代より大幅に伸びた約328万とされています。
RAMとストレージは12GB LPDDR5X + 256GB または 512GB UFS 4.1。

昨年のF7 Proからの更新はプロセッサだけでなく、Sound by Boseの左右対称ステレオスピーカー、最大22.5Wのリバース充電(他の機器を充電できる)、eSIM対応、カメラのトリプル構成など。

高コスパのゲーミングスマホといえば、主流向けスマホのハイエンドがカメラ性能を競うのを横目に、コストを大きく削れるトレードオフ項目としてカメラの構成や性能を抑えるのが常道ですが、F8 Proは5000万画素の望遠を新たに追加しました。
高額なカメラ特化スマホや主流ハイエンドには及びませんが、Proでは望遠カメラ追加、海外で発売したUltraはペリスコープ望遠やさらに大型センサを載せるなど、シャオミ全体の調達やブランド戦略もあって、POCOもフラッグシップについてはカメラ性能を含め、トレードオフの見直しと底上げを進めているようです。

逆に主流フラッグシップ端末の多くにあって F8 Proにないトレードオフの例としては、FeliCa やワイヤレス充電など。USB-C端子も低速なUSB 2.0まで、DisplayPort Alt Modeの映像出力にも対応しません。
12GB RAMも、他社フラグシップが主にローカルAIモデルのためにメモリを底上げしたこともあり、突出して高くはありません。
全体として、高いゲーミング性能かつ高コスパの基本は維持しつつ、カメラ含めトレードオフの見直しで主流にやや近づいたバランスになりました。

F8世代ではUltraが16GB RAMモデルを用意したり画面サイズもやや大きいなどPOCOのフラグシップを担うこともあり、F8 Proはある意味で「高ゲーミング性能・高コスパのシリーズ内でもバランスの良いモデル」ともいえます。
カラーバリエーションはブラック、チタンシルバー、ブルー。「チタンシルバー」にはカラーとしての命名であってチタニウム素材は使っていないとわざわざ注意書きがあります。
POCOのブランドカラーでもあるイエローは今回用意せず。シャオミのブランド戦略的には、一般向けの高コスパブランドREDMIシリーズでも兄弟機のREDMI K90として販売しています。
ゲーミング特化!から主流に寄せた仕様や、主流スマホに多いすっきりしたデザインと一般的なカラーになったのも、モバイルゲーマーだけでなく広い層に売るモデルが高コスパモデルがベースと考えると分かりやすいかもしれません。
価格は256GBモデルが8万9980円、512GBモデルが9万9980円。早割キャンペーンの1万5000円オフを含めると7万4980円と8万4980円です。












