マイクロソフトは、デスクトップ仮想化の技術を用いてWindows環境をクラウドから配信する「Windows 365 クラウドPC」専用のクライアントデバイスがDellとASUSから登場することを発表しました。
クラウドPCはデスクトップ仮想化の技術を用いているため、通常のPCからでも仮想化クライアントソフトウェアを用いることで利用することができます。
しかし今回発表されたクラウドPC専用クライアントデバイスはクラウドPC専用に設計されており、OSとしてもクラウドPCに接続するために特別に設計された小型でロックダウンされた「Windows CPC」がプリインストールされています。
Windows CPCは、マイクロソフト自身が2024年にクラウドPC用デバイスとして発表した「Windows 365 Link」に搭載されているOSです。

今回、これが2026年第2四半期にアップデート版としてリリースされ、DellとASUSのデバイスにも搭載されることになります。
アップデートにより、次の2つの新機能が搭載されます。
OOBE(Out-of-Box Experience)と呼ばれる、初期設定時のBluetoothデバイスとのペアリングサポート
サインイン画面での壁紙、ロゴ、名称の各設定のカスタマイズをサポートすることにより、デバイスを提供するテナントごとのブランディングが可能
クラウドPC専用クライアントデバイスは、起動すると数秒でクラウドPCに直接接続できるようになっており、デバイス上にデータやアプリを一切置きません。
設定を最小限に絞りつつ、管理はMicrosoft Intuneで行い、必要なセキュリティ機能はデフォルトで有効化されています。それゆえ、攻撃対象となる領域を狭めた安全性と、IT管理の効率化を実現できます。
今回発表された2機種
「Dell Pro Desktop for Windows 365」は最大3台のディスプレイをサポート。2026年第3四半期に58カ国で一般提供開始を予定しています。

「ASUS NUC 16 for Windows 365」は、コンパクトな筐体のミニPCでディスプレイ背面への設置が可能。2026年第3四半期に欧州および米国で一般提供開始を予定しています。

この記事は新野淳一氏が運営するメディア「Publickey」が2026年3月10日に掲載した『専用OS「Windows CPC」を搭載した「クラウドPC」デバイスがDellとASUSから登場』を、テクノエッジ編集部にて編集し、転載したものです。




