背面ディスプレイに巨大スピーカー・バッテリーを搭載した変態タフネスAIスマホ(スマホ沼)

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山根康宏

山根康宏

香港在住携帯研究家

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みなさんこんにちは、香港在住の携帯電話研究家、山根康宏です。スマートフォンの背面にもディスプレイを搭載した両画面スマートフォンが久しぶりに登場しました。Ulefoneの「Armor 33 Pro」は6.95インチのメイン画面に加え、背面に3.4インチのディスプレイを搭載するアクティブ系端末。

https://www.ulefone.com/products/armor-33-pro

この手の最後のモデルは、2019年発売の「nubia Z20」だと記憶しています。メインが6.42インチ、背面が5.1インチのディスプレイを搭載するスリムな端末でした。

それに対しArmor 33 Proはタフネスモデルであり、本体は重量級。185.5×85.5×34.0mm、776.5gという大きさは一般的なスマートフォンの数倍あります。もちろん、本体はIP68、IP69K、MIL-STD-810Hと強固な作り。バッテリー容量は驚異の2万5500mAhで、66Wの急速充電にも対応。ほかのスマートフォンをUSB Type-C端子から充電できる出力10Wのリバース充電も可能です。

カメラは5000万画素で、超広角5000万画素、ナイトビジョンカメラ6400万画素のトリプル仕様。フロントカメラも何気に3200万画素と高画質。撮影中は背面ディスプレイも同時に表示可能で、被写体側に撮影中のプレビューを見せることもできます。側面のカメラキーを使えば撮影も楽に行えます。

メインディスプレイが6.95インチ2460×1080ピクセルなのに対し、背面ディスプレイは3.4インチ 960×412ピクセルと、サイズも解像度も低くなっていますが、メインディスプレイのミラーリング表示が可能。また、メインディスプレイの電源を切り、背面ディスプレイだけで使うことも可能で、バッテリー容量が少なくなった際の省電力にも効きます。実際に何日間も充電できないような環境では、便利でしょう。なお、どちらのディスプレイ面もCorning Gorilla Glass 5でカバーされます。

背面ディスプレイの上に配置される大型スピーカーは28mmサイズで、118dBの迫力あるサウンドを奏でます。また、スピーカー下部にはライトが内蔵されており、着信などの通知に加え、音楽のリズムや動画コンテンツに合わせてダイナミックに点滅する「Infinite Halo 2.0」機能も搭載しています。

チップセットはMediaTek Dimensity 7300Xで、メモリ 16GB、ストレージ 512GBを搭載。グーグルのGeminiには標準対応。自社独自のAI機能として、画像のAI処理やプレビュー、AI顔認証などが利用できます。

本体側面にはuSmartと呼ぶPogo Pinの拡張端子も備え、ファイバーカメラなどを接続できます。さらに本体防護やバックパック取付用ケースなど、アクセサリも複数販売されます。

価格は8月18日の先行発売開始時に公開予定。実際の使い勝手が気になりますね。ぜひ、実機を触ってみたいものです。

《山根康宏》

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