みなさんこんにちは、香港在住の携帯電話研究家、山根康宏です。スマートフォンを常に複数台持ち運び仕事やカメラなどに使っている私ですが、ノートPCに関しては一貫してRazerのノートPCを使い続けています。
執筆を本業としている私にとって、ノートPCは重要な仕事のパートナー。24時間いつでもテキストを書き、写真や動画を編集しながら原稿を仕上げています。香港に住居を構えながらも1年の大半は世界各国で開催されるイベント取材のため動き回っていますが、そうなるとノートPCもモバイル向けの軽量なマシンが最適です。しかし、私が使い続けているのはフルスペックの14型ノートPC、Razer 「Blade 14」です。

私が会社を辞めてフリーランス(携帯電話研究家)になったのは今から約20年前のこと。それからはIBM > LenovoのThinkPadを10年以上使い続けていました。そして、2018年にRazerのウルトラブック「Blade Stealth 13 (2017)」を購入。ノートPCに性能や機能だけではなく、所有欲を満たしてくれる要素が欲しくなったからです。
RazerのノートPCの一部のモデルは天板にある同社のロゴ、トリプルスネークヘッドが緑色のバックライトで光ります。暗闇で光る3匹のヘビ、これに魅了されてしまいました。しかもゲーミングPCですからスペックは十分すぎるほどです。ただし、最初に使っていた2機種はいずれもウルトラブックのBlade Stealthモデル。さすがに動画加工などには限界を感じ、2021年にRyzen搭載の「Blade 14」が登場したので購入、として今年12月に2025年モデルに乗り換えました。

最新のBlade 14は重量が約1.63kgあり、モバイルに向いた製品ではありません。それでも私は移動中はもちろん展示会取材中もバックパックに入れて持ち運んでいます。それは、どんな場所でも最高のパフォーマンスのPCを使えるという安心感だけではなく、Blade 14という製品そのものに心を奪われたからです。
私のBlade 14のスペックはプロセッサーが「AMD Ryzen AI 9 365」、GPUに「NVIDIA GeForce RTX 5070 Laptop GPU」、メモリ64GBとストレージ2TBの構成。ディスプレイは14型のQHD+ OLEDで、カメラは1080p。マイクロSDカードスロット搭載も便利。さらに6スピーカーで非常にいい音を奏でてくれます。

Razerには、他に16型や18型のノートPCもありますが、日常的に持ち運ぶにはさすがに大きすぎます。Blade 14は重量はあるもののカバンに入るサイズ。移動の多いゲーマーには夢のようなモデルでしょう。
ところが、私が使っているのは基本的に文筆と写真加工作業のみ。はっきり言ってオーバースペックなのです。ですが、ちょっとした動画の編集をすることも多く、YouTubeに定期的に短い動画を定期的にアップしています。動画作業をする機会が多くないとはいえ、いざ編集しようとしたときにパワー不足では作業が面倒になってしまいます。

スマートフォンもそうですが、高パフォーマンスの製品はヘビーユーザーだけでなく、一般的な(私のような)ユーザーにも有用なのです。突然の高負荷な作業が発生しても、動作のもたつきやストレスを感じることなく、こなせる安心感は何にも代えがたいもです。

パフォーマンスの点だけを考れば、もちろん他にも多くの選択肢があります。それでも私がRazerを選ぶのは“デザイン”です。ブラックボディーに緑色のトリプルスネークヘッドがお気に入りなことは前述したとおりですが、それだけではありません。キーボードを自在に光らせることのできるChroma RGBもお気に入り。仕事の気分が乗らないときは、派手なライティングにすることで、まるでリズム感のある音楽を聴いているような感覚になれ、自然と原稿のアイディアも沸いてくるのです。さらにマウスやゲームパッドなど他のChroma対応製品ともライティングを同期できます。

「圧倒的なパフォーマンス」「所有する喜び」「気分を高めてくれるライティングシステム」。私がRazerのノートPCを使い続けている理由はこの3点に要約されます。もちろん、他のメーカーにも魅力的な製品があります。ASUSの2画面ノートPCは作業領域が大きく、仕事もはかどることでしょう。また、各社の1kgを切るライトなノートPCは持ち運びが一切苦になりません。海外に目を向ければ、サムスンやHONORからも購入欲を沸かせるノートPCが出ています。
それらの製品は、それぞれに利点があります。ただ、私にとって現時点で総合的にRazer Blade 14を超える製品はありません。これから数年間、Blade 14を使い続けるでしょう。









