まるでノートPC?Blackviewのお手頃タブレット「MEGA 2」を試す(スマホ沼)

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山根康宏

山根康宏

香港在住携帯研究家

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みなさんこんにちは、香港在住の携帯電話研究家、山根康宏です。お手頃価格のタブレットを次々と出しているBlackviewからタブレット以上の使い勝手を提供する「MEGA 2」が販売されています。

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このMEGA 2、写真でわかるようにキーボードなどがセットになった至れり尽くせりともいえるパッケージ。しかも風呂蓋タイプのカバーも付属、またディスプレイにはあらかじめ保護フィルムが貼られていますが、より強度が欲しい人のために保護ガラスもパッケージに入っています。

私は製品レビューの際にパッケージは気にしないほうですが、MEGA 2の「箱を開けたらいろいろ入っている」というワクワク感が楽しく、付属品もそろえた写真も撮影しました。MEGA 2は決してハイスペックなタブレットではありませんが、購入するだけで仕事にもつかえるワークマシンになるというコンセプトの売り方には共感が持てます。

ディスプレイは12インチで1200×2000ピクセル、メモリは8GBまたは12GBでストレージは256GB。マイクロSDカードにも対応します。OSはAndroid 15。Blackviewの製品は独自UI改変のDoke OSを搭載しますが、このモデルはAndroid 15そのものを搭載しているようです。

背面を見るとステッカーで技適マークも確認できます(設定画面からも確認可能です)。カメラデザインは今風ですがシングルカメラで広角1600万画素のみを搭載します。

本体サイズはサイズ: 281.7×177.2×8.0mm、重量は615g。9000mAhと大容量バッテリを搭載しています。本体左側にはUSB Type-C端子、SIMカードスロット、3.5mmヘッドフォン端子を搭載。左上部に電源とボリュームボタンを備えます。

Wi-Fiは2.4/ 5GHz対応、LTEに対応しており、対応バンドは1 / 3 / 7 / 8 / 19 / 20 / 28A / 28B / 40 / 41。SIMカードが使えるのはポイント高く、たとえばpovoなど低価格SIMを入れておき、いざという時は単体で通信したり、大型バッテリーを生かしてテザリングのモデムにするという使い方もできます。

チップセットはUNISOCのT616で、低価格タブレットを中心に採用されているモデル。全体的な動作はエントリークラスという感じですが、デュアルウインドー表示も可能で高度なゲームをせずにブラウジングや動画視聴をするには十分。またWidevine L1に対応します。スピーカー音質は価格相応といったところなのでヘッドフォンを付けて楽しむのがいいかも。

縦向きでのサイズ感はこのような感じ。

エントリークラスの製品ながら、意外にもAI機能も謳われています。グーグルGeminiの利用が可能、音声でのアプリ起動にも対応するといいます。また写真関係でもAIによる画像や映像補正、いわゆる消しゴム機能、AIボケ効果、AIライティングなどが可能。1600万画素カメラで撮影した画像を手軽に加工できます。

風呂蓋スタンドは本体を立てることが可能。これにより付属品を使ったデスクワークも行いやすくなります。

付属のタッチペンは100円ショップで販売されているクラスのもの。とはいえ付属しているだけでも操作はラクになります。わざわざタッチペンだけ買いにお店に行くのも面倒ですからね。

そして付属のキーボード、こちらもアマゾンなどで販売されている低価格なものと類似した品質の製品だと思います。しかし、キータッチは悪くなく、キーが引っかかってしまうとかキーの誤認識もありません。キーボードをガンガン叩いてゲームをするといった用途には向きませんが、仕事で報告書を書くレベルなら使えるでしょう。

マウスもかなり簡易的なもの。エントリータブレットの操作用ですから、むしろこれくらいカジュアルな製品で十分でしょう。単4形電池が2本必要ですが、別途購入が必要です。

では、実際にMEGA 2で仕事はできるのか。この文章もMEGA 2とキーボードで入力してみましたが、結構ちゃんと使えました。マウスの操作もメニューのクリックなど問題なく行えました。実売価格は2万円台で、この価格でノートPCのように使えるというのも便利なものです。普段キーボードやマウスを使わずとも、机の上に常備しておけば、いざという時に使うこともあるでしょう。なにより付属アクセサリが充実しており、合体式の変態端末に通じる面白さがあると感じました。

《山根康宏》

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