OPPO Find X8にフィルターやレンズを付けて撮影してみた(スマホ沼)

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山根康宏

山根康宏

香港在住携帯研究家

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みなさんこんにちは、香港在住の携帯電話研究家、山根康宏です。シャオミの「Xiaomi 15 Ultra」やシャープの「AQUOS R9 Pro」など、スマートフォンのカメラ部分にフィルターを取り付けることのできるケースが販売されているモデルが増えています。海外ではvivoやファーウェイ向けの製品もあります。

最近、各社のハイエンドモデルは円形のカメラベゼルを持つ背面デザインになっています。そこにフィルターを付けられるケースがサードパーティーから各機種用に出始めました。日本でも販売中のOPPO「Find X8」用のフィルター装着カバーを買ってみました。

日本でOPPO製品を販売するオウガジャパンは6月に新製品「Reno14」「Reno13 A」を発表しました。どちらもバランスの取れた良い製品ですが、Find X8は昨年末に発売されたハイエンド寄りの現行モデル。5000万画素広角、5000万画素超広角、5000万画素3倍望遠というトリプルカメラ構成です。

ケースは中華系の海外通販サイトでいくつかの種類が売られています。構造は簡単なもので、普通のケースのカメラベゼル部分に67mmのフィルターネジが切っています。また、各カメラ部分にも17mmのネジが切られています。私が購入したECサイトでは67mmのフィルターがオマケで1つついてきたので、さっそくそれを装着してFind X8にケースを付けてみました。

UVフィルターなのでフィルターとしてだけでなく、レンズ部分全体の保護用として使えます。Find X8のカメラ性能を考えたら、PLフィルターや可変NDフィルターを付けて撮影を楽しみたいものです。

一方、お遊びになりますが、フードを付けて見た目を楽しむこともできます。

67mmネジ系のライカ風のフードが売っていたのでつけてみました。外観がただのスマートフォンからカメラ風の端末に変身。

ただし、一般的なカメラと違い、スマートフォンのカメラは円形バンプの中の中央ではなく対角上にカメラが配置されています。そのため超広角で撮影するとフードの枠が写ってしまいます。この辺りは実用性より遊び感覚で楽しむべきでしょう。

もう1つの楽しみ方として、17mmネジ系の望遠レンズを付けることもできます。レンズはこれも中華系ECサイトでいろいろと売られています。価格は安いものから高いものまで様々。レンズ性能も価格相応です。今回は28倍で約1000円という格安な望遠を買いましたが、どうせなら7倍で7000円という、ちゃんと使えそうなものを買うべきでした。とりあえず28倍レンズを装着してみるとこんな感じ。

見た目はインパクトがありますね。実用性はどうでしょう。もちろん三脚は必須です。

横浜・桜木町で、遠くに見える時計台を写してみます。

まずは望遠レンズ無し。Find X8の広角カメラ、24mmで撮影した写真。時計台がわずかに見えます。

ここから一気に望遠にします。デジタル20倍でこれくらい。

そしてデジタル100倍。意外とちゃんと写ります。今やハイエンドモデルの最大倍率望遠もSNSでシェアする程度なら十分な画質が得られます。もちろん、これにはAIによる補正がしっかり利いています。

では、28倍望遠レンズを使うとどのような感じでしょう。3倍望遠カメラに28倍望遠レンズを取り付けて撮影しました。ウォーターマークには73mm(3倍)とありますが、Find X8は外付けの望遠レンズを認識できないため、本来のカメラの倍率が表示されます。全体的に写りは甘く、望遠レンズを付けずにデジタル望遠でも十分カバーできそう。

これは望遠レンズを付けた状態で、487mm=デジタル20倍で撮影。やはり写りは甘いです。デジタル100倍の画像の時計部分だけを切り取ったほうがいいですね。やはりもっといいレンズを買えばよかった……。

なお、望遠レンズを付けた状態でデジタル100倍だとこんな感じです(時計部分の枠を写しました)。倍率がもう少し低く、価格の高いレンズを使えばしっかりとスマートフォンのカメラを拡張して使えそうですね。

純正のカメラキットが無いスマートフォンでも、円形カメラベゼルのモデルであれば中華系ECでこのようなケースが売られている機種が多くあります。フィルターやレンズで遊びたい人はぜひ、チェックしてみてください。

《山根康宏》

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