みなさんこんにちは、香港在住の携帯電話研究家、山根康宏です。シャオミからカメラを内蔵したAIメガネ「Xiaomi AI Glass」が中国で発売になりました。約4万円という価格も魅力で、さっそくシャオミの公式ストアでは完売・品切れになっています。

Xiaomi AI Glassはシャオミの音声AIアシスタント「Xiao Ai(小愛同学)」に対応し、音声で情報検索や接続機器の操作が可能。「今日の天気は?」とか「寝室の電気を消して」のような操作が音声でできます。

カメラは1200万画素で手振れ補正にも対応。静止画は4032×3024ピクセル、動画は2K/30fps、最大45分の撮影に対応します。撮影操作は本体のボタンを押すか、音声でOK。アリペイのQRコードをカメラで見ながら音声で支払い操作もできるようになります。

チップセットはクアルコムのARグラス向けとなる「Snapdragon AR1」を採用、バッテリーは263mAhで連続使用時間は最大8.6時間、満充電に要する時間は45分です。本体重量は約40gで、フレームにはオーディオスピーカー2基と4つのマイク、さらに骨伝導マイクを1つ内蔵しています。

価格は標準の透明レンズモデルが1999元(約4万100円)、フレームをスライドするとレンズに色が付く調光可能モデルが2699元(約5万4200円)、カラー調光モデルが2999元(約6万200円)となっています。メタの製品より少し安く、電池の持ちは2倍以上。また、Ray-Banのデザインにフォーカスしたモデルに比べ、Xiaomi AI Glassはベーシックなデザインで万人向けと言えます。現在は中国のみの発売ですが、グローバルで出せばヒット製品になりそう。

スマートフォンのみならずウェアラブルデバイスでもAI機能が使えるようになれば、日々の生活はより便利になることは間違いありません。Xiaom AI Glassの日本展開もぜひお願いしたいものです。
