ぜんぶAIショート動画のSNS、SoraアプリがAndroidユーザーにも開放されたので、みんなも偽動画を作って投稿しよう(CloseBox)

テクノロジー AI
松尾公也

テクノエッジ編集部 シニアエディター / コミュニティストラテジスト @mazzo

特集

OpenAIはショート動画制作投稿SNSのSoraアプリAndroid版「Sora by OpenAI」を、日本を含む7カ国で公開しました。真実は一つもないAI動画が作り放題となりました。

日本以外で公開された国・地域は、米国、カナダ、韓国、台湾、タイ、ベトナムです。

iPhoneだけでなく、Androidでもカメオ登録が可能になったということで、やり方をおさらいしてみます。

Googleアカウントで新規登録してログインすると、自分を動画の中に出演させることができる「カメオ」を収録します。

収録には自分の顔をスマートフォンのカメラで自撮りします。その際に、二桁の数字の読み上げで音声をクローンし、顔の角度を変える指示に従うと、顔の特徴を学習します。これで、このカメオを使える範囲を指定したら、設定終了です。

自分が使えるカメオはプロンプト入力枠の上に表示されているので、そこから選べます。OpenAIのサム・アルトマンCEOのキャラも使い放題です。先頭には自分のカメオがあります。クリックすると、プロンプトにその設定名(@~)が入力され、続いてどのように動かしたいかを記述できます。

日本語がちゃんと通じるので、適当に入力します。「@koyamazzo が大阪万博で遊んでいる」「@koyamazzo が月面でギターを弾きながら歌っている」みたいなAI偽動画が簡単に、無料でできて、それを投稿できます。自分のカメオは姿だけでなく、声も自分そっくりのものになります。

iPhoneで使っているChatGPTのメインアカウント(Proプラン)との違いは、自分のカメオ以外に、イラストやペット、無生物の写真からカメオを生成できる「キャラクター」の有無です。

無料プランでは、縦動画のみといった制限があります。1日に投稿できる動画の数も違います。

無料アカウントではキャラクターカメオの生成はできませんが、リミックスによる共演はできます。大阪万博落合館の鏡に、妻のキャラクター(つくば博のときの写真から生成)と、Vision Proを装着した自分が映り込んでいるという動画が生成できました。

これで、ほとんど全ての日本人がSoraでAI偽動画を作り放題になりました。どんなものが出てくるか、楽しみです。

《松尾公也》

松尾公也

テクノエッジ編集部 シニアエディター / コミュニティストラテジスト @mazzo

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