Soraアプリを使うと、自分の顔と声を出演させたり、ペットやキャラクターと共演したりすることができる「カメオ」が利用できます。ただ、自分はiPhoneのカメラに写っている自分しか登録できませんし、キャラクターは実写の人間は不可となっています。
キャラクターをカメオ登録するには、数秒分の動画をアップロードする必要がありますが、これが実写の人間だとはねられます。
妻のイラストを3D化したキャラクターと遊ぶしかないなあと思っていたら、Soraのキャラクターカメオが、いったんSoraの中で生成された動画から登録できるということを、西川和久さんから教えてもらいました。きのう、追加されたようです。
ということは、いったん生成された動画内に実在の人物に似た人がいれば、それをキャラクターとして登録できるということ。
筆者はプロンプトだけで本人に寄せていくというテーマを追求していたため、妻に似た動画をSoraでいくつか作ってあります。それらがキャラクターカメオ登録に使えるというわけです。
実際にやってみました。
かなり近づいてはいるのですが、横顔にすると違和感あります。他人のSora似といった感じですね。
OpenAIの「本人以外、実写の人間は登録させない。絶対にだ」という方針は固く、いつまで待っても対応してくれそうにありません。
実写人間絶対登録させないSoraを攻略
ならば、実写でなければいいのでは? イラストや3Dモデル、水彩画、油絵といったスタイルであれば実写の制限が適用されないのではないか。
以前、妻の似顔絵イラストから実写に変身する動画をSoraで作ったことがありました。その動画の変身後のクリップを使えば、登録ができるのではと思いやってみたら、できました。
キャラクターカメオとして登録できて、ちゃんと実写として動いています。プロンプトで追い込むよりも本人らしさが再現されています。
調子に乗って、別の写真もいくつかやってみました。18歳から48歳まで、どれもちゃんと本人らしさが出ています。
Soraが登録時に実写か実写でないかを判断する基準は微妙です。筆者の場合は水彩画がうまくいってますが、「水彩画にして」の指示でもその程度がNano BananaとGrok Imagineで異なるので、うまくいかなかったら別のサービス、スタイルで試すとかするといいでしょう。
面白いのは、ある程度リアルな絵柄であれば、動画生成したときに水彩画のまま、油絵のままではなく、実写と認識して動かしてくれるというところです。
同じ人物を元にしたキャラクターカメオ3人がアイドルグループを組んでいるという設定のとき、一度だけ3Dアニメっぽい絵柄になったくらいです。

そのおかげで、「いったん実写に移行して」みたいなプロンプトの工夫は特にせずに実写化できています。
現在、筆者のキャラクターカメオは14体。リアル系が過半数を占めるようになりました。
おかげで、自分との時空を超えた対話も可能になっています。

Soraの中のキャラクターカメオ、声は妻の声ではないのですが、それも、登録時の声をRVCなんかでボイチェンすれば対応できそうです。
あまり遊びすぎて、今日の生成制限に達してしまい、こうして記事を書いているのです。
しかし、制限に達しても、さらにその先が存在しました。動画を追加生成するためのアプリ内課金がいつの間にかできていたのです。

1本あたり67円。払って作りました。48歳(15年前)の妻と、21歳で虹の橋を渡っていった猫と、66歳でいまだこの世にいる自分がソファーに並んでくつろいでいる動画。
Soraはソラリスのソラかもしれませんね。




      































