GeminiをAndroidに統合した『Gemini Intelligence』発表 エージェント的自動操作に対応、Galaxy・PixelスマホやGooglebookに提供

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Googleは年次イベントGoogle I/Oに先立つ配信番組「The Android Show: I/O Edition 2026」で、GeminiをAndroid OSに組み込んだプラットフォーム「Gemini Intelligence」を発表しました。

Gemini Intelligenceは、複数のアプリを横断した作業をGeminiが自動化したり、各種Googleアプリから集めた情報でウェブ上のフォームを1タップ入力する、ユーザーの指示で独自のウィジェットを作成するなど、アプリ単体のGeminiよりも賢く、エージェント的な動作もできることが特徴です。

今夏より最新のSamsung GalaxyおよびGoogle Pixelスマートフォンで利用可能になり、順次提供範囲を拡大します。また、Gemini Intelligenceを核としてChromebookを再構築したAI時代のノートPC「Googlebook」も同時に発表しています。


AI時代のノート『Googlebook』発表 GeminiとOS統合、Androidとシームレス連携 各社から今秋発売 | テクノエッジ TechnoEdge

■ GeminiとAndroid OSが一体化、エージェント的な使い方が可能に

GeminiはこれまでもアプリやWebサービスとして利用できましたが、Gemini IntelligenceはGeminiをAndroid OSおよびハードウェアに深く組み込むことで、さらに便利で高度な機能を実現する仕組み。

アプリを使用中に、Geminiが状況とユーザーの意図を読んで次のアクションを提案したり、複数のアプリをまたぐ複雑な操作をGeminiが自律的にこなすなど、エージェント的な動作が可能になります。

OSと統合したプラットフォームであることから、AndroidスマートフォンやGooglebookなど、Androidベースのデバイスでのみ利用できます。Googleは「プレミアムなハードウェアと革新的なソフトウェアの統合によって、1日を通してプロアクティブにタスクを処理する」と表現しています。

■ アプリ横断の自動化、音声入力、ウィジェット生成など5つの主要機能

▲ アプリをまたいだ複数ステップのタスク自動化

Gemini Intelligenceの目玉機能のひとつは、複数の手順や複数アプリをまたいだタスクの自動化。たとえば、

・Gmailにある授業のシラバスを読み取り、必要な書籍をショッピングアプリのカートに自動追加する
・ホテルのロビーで見かけた旅行パンフレットを撮影し「Expediaで6人分の同様のツアーを探して」と指示すると、Geminiがバックグラウンドで検索を繰り返して探し、ライブ通知で進捗を伝える

といったことができるようになります。Googleによれば、Samsung Galaxy S26およびPixel 10を使ったプレビューを通じ、フードデリバリーやライドシェアアプリを中心にすでに数か月かけて調整しています。

▲ Gemini in Chrome:ウェブ上のタスクを自動処理

2026年6月下旬より、AndroidデバイスのChromeにGeminiを統合します。いま見ているページの要約や、複数ページにわたるコンテンツの比較のほか、「Chrome auto browse」機能により、診療予約や駐車場の確保といった定型的なウェブ操作も自動化できるようになります。

画像の例では、イベントのチケットの画面から、Geminiに「このイベントに近い駐車場を探して」と伝えると、チケットから日時や会場を取得、駐車場検索アプリで検索、支払い確認まで進めてユーザーに戻すなど。

▲ ワンタップでフォームを自動入力

「Autofill with Google」がGeminiのPersonal Intelligenceと連携し、接続済みアプリの情報を活用してフォームへの自動入力が可能になります。

従来の自動入力はフォーム側のフィールド名称などから、住所氏名やクレジットカード番号など特定の登録済み情報を埋める比較的単純なものでしたが、Autofill with Google ではフォームをより深く理解したうえで、様々なGoogleアプリからの情報を整理した Personal Intelligence を参照して埋めてくれます。連携はオプトイン制で、設定からいつでもオン・オフを切り替えられます。

▲ 話し言葉を自然なテキストに変換する『Rambler』

GboardにはGemini Intelligenceの新機能「Rambler」を追加します。音声入力は従来からありましたが、ランブラーは自然な話し言葉から言い淀みや繰り返し、フィラーワードを取り除き、言い間違いの訂正なども反映した簡潔なテキストへ自動変換します。

Geminiの多言語モデルを採用しており、英語とヒンディー語の混在など、複数言語が入り交じった発話にも対応。キーボードの言語を切り替える必要なく、各国語から候補を選んで正しく変換してくれます。音声データはリアルタイムの文字起こしにのみ使用され、保存・蓄積はされない仕組みです。

▲ 自然言語でカスタムウィジェットを作成

「Create My Widget」機能では、自然言語での指示だけでホーム画面に独自ウィジェットを作成できます。たとえば「毎週、高タンパクな作り置きレシピを3つ提案して」と指示すれば専用ダッシュボードが生成され、サイズ変更してホーム画面に配置できるなど。AndroidスマートフォンだけでなくWear OSウォッチやGooglebookにも対応します。

■ デザイン言語もアップデート、「Material 3 Expressive」ベースに

Gemini Intelligenceには、Material 3 Expressiveをベースにしたアップデートされたデザイン言語も導入されます。Googleは「目的を持ったアニメーションによって、気が散る要素を減らし、タスクに集中できる」としています。

■ 今夏よりSamsung Galaxy・Google Pixelで先行展開、日本での提供時期は未定

Gemini Intelligenceの各機能は、今夏に最新のSamsung GalaxyおよびGoogle Pixelスマートフォンから順次展開が始まります。年内にはスマートウォッチ(Wear OS)、車載システム、スマートグラス、Googlebook を含む幅広いAndroidデバイスへ拡大予定。

ただし多くの機能については、提供時点で米国限定や英語限定。日本国内での提供の有無や時期については、今後改めて案内予定です。

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