アップルとGoogleは、クロスプラットフォームのメッセージング規格「RCS(Rich Communication Services)」にエンドツーエンド暗号化を導入するため、iOS 26.5搭載iPhoneおよび最新のGoogleメッセージを利用するAndroid端末に同機能のベータ版を段階的に導入し始めました。
RCSは従来のSMSに代わる次世代メッセージング規格として普及が進んでいますが、プラットフォームをまたぐ通信でのセキュリティ確保が課題とされていました。今回の取り組みにより、iPhoneとAndroid端末間のメッセージ送受信においても、通信経路上でメッセージが読み取られるリスクが大幅に低減されます。
アップルは昨年3月にRCSメッセージのエンドツーエンド暗号化に対応する計画を発表し、今年初めよりiOS 26.4で、この機能のベータテストを開始していました。そして5月12日(日本時間)より、iOS 26.5を搭載したiPhoneユーザーと、Googleメッセージの最新バージョンを利用するAndroidユーザーを対象に、E2E暗号化RCSメッセージングのベータ版提供が開始されています。ただし、この機能の要件では対応するキャリアを利用していることも条件となっています。PRによると、日本ではau、NTT docomo、Rakuten MobileそしてSoftbankが対応しています。
暗号化が有効な状態では、メッセージはデバイス間の送受信中に第三者が内容を読み取ることができません。ユーザーは、RCSチャット画面に新たに表示される「鍵アイコン」によって、会話が暗号化されていることを確認できます。
暗号化はデフォルトで有効となっており、新規および既存のRCS会話に対して自動的・段階的に適用される予定です。ユーザーが個別に設定を変更する必要はありません。
なお、アップルの独自メッセージングサービス「iMessage」は、当初からプライバシーを重視した設計のもとでエンドツーエンド暗号化を採用しており、アップル端末同士の通信においては引き続き最も安全な選択肢であるとアップルは説明しています。
今回の取り組みは、異なるOS間のメッセージングセキュリティという長年の課題に対する業界全体での解決策として注目されており、今後の正式リリースに向けた動向が引き続き注目されます。iPhoneをiOS 26.5にアップデートするには、設定アプリから「一般」を選択し、「ソフトウェアアップデート」をタップすると実行できます。AndroidのGoogleメッセージアプリはGoogle Playストアからインストールできます。
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