Anthropicは、最新のAIモデルとなるClaude Opus 4.5を発表しました。同社の説明によれば、コーディングやコンピューターの操作、複雑な業務タスクでのユーザー支援に長けた「世界最高峰のモデル」とのことです。
AnthropicのClaude AIモデルには、高速でコスト効率が高く簡易なタスクに向くHaiku、ビジネス用途にも対応する中級向けで重すぎないタスクに向いているSonnet、そして今回発表された、高度な推論能力を持ち、ソフトウェア開発者や、金融アナリスト、コンサルタント、会計士といった知識労働者をターゲットとするフラッグシップモデルであるOpusの3種類があります。
Opusの前バージョンとなるClaudeOpus 4.1は8月にリリースされましたが、その後Anthropicは9月下旬にClaudeSonnet 4.5、10月にはClaudeHaiku 4.5モデルと、短い間隔で新モデルをリリースしてきています。AnthropicのClaudeプロダクトリーダー、スコット・ホワイト氏は「われわれが製品を市場に送り出す量と、そこから生み出されるフィードバックのループに、信じられないほどわくわくさせられている」と、CNBCに述べました。また、Opus 4.5について「自らの創造性を駆使して新しいものを生み出し、専門分野を広げることに意欲的な人々」にとって有用なモデルになるだろうと語っています。
AnthropicはOpus 4.5を発表したブログ記事で、今回の新モデルは表計算シートやスライドの操作、詳細な調査の実施といった日常的なタスクの処理が「大幅に優れている」とし、コーディングツールのClaude Codeと、一般向けのClaudeアプリ内に新モデルを導入し、「エージェントの長時間稼働と、Excel、Chrome、デスクトップでのClaudeの新しい利用方法」の向上に貢献するとしました。

Anthripicはさらに、Opus 4.5がコーディング支援AIエージェントとしてもGoogleの競合モデルよりも優れていると主張しています。
Claude Opus 4.5は、Anthropicのアプリ、API、そして主要なクラウドプロバイダーを通じてすでに利用可能となっています。そのほかブラウザー拡張機能「Claude for Chrome」がMaxプランユーザー向けに、表計算の解釈と編集をする「Claude for Excel」がMax・Team・Enterpriseの各プランユーザー向けに提供されています。さらに、ClaudeデスクトップアプリにはClaude Codeが導入されています。
¥139,800
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)








