折りたたみ画面MacBookは約18.8インチで2026年発売? 有力アナリストがフォルダブルMacを相次いで予測

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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(Zenbook 17 Fold OLED/ASUS)

アップルはいまだにフォルダブル、すなわち画面が折りたためる製品を1つも出していませんが、フォルダブルなMacBookあるいはiPadを開発中であるとの噂は、何年も前から断続的に届けられてきました。



その最新情報として、著名アナリスト二人が「約18.8インチの折りたたみ画面を持つMacBookが準備中」と相次いで主張しています。

まずアップルのサプライチェーン情報に詳しいMing-Chi Kuo氏は、「アップル初の折りたたみ式製品ーフルスクリーンの折りたたみMacBook」と題するブログ記事を公開。その趣旨は、次の通りです。

  • LGディスプレイが折りたたみパネルを独占供給

  • 以前噂された20.25インチ画面は、18.8インチに変更される可能性がある

  • 前者は折りたたんだときに14~15インチ、後者は13~14インチのMacBookのサイズに匹敵

  • 発売は2026年(以前の予想は2027年)

  • 折りたたみ式MacBookは未発表の「M5」シリーズチップを搭載する予定

  • アップルの目標は、折りたたみパネルに折り目を付けないこと

  • そのためパネルとヒンジが高コストになる。それぞれ約600~650ドルと200~250ドル

今年3月、Kuo氏は20.3インチMacBookの開発スケジュールは明らかで、2027年に量産が始まると述べていました。そこから、少し軌道修正したことになります。

そうしたKuo氏の記事から数時間後、信頼性の高いディスプレイ専門アナリストRoss Young氏がXの有料購読者向けに、アップルが当初の予定より少し小さいディスプレイサイズにすることを決定したと伝えました(MacRumors経由)。

もともと20.25インチを想定していたものの「コスト上の理由から」18.76インチにしたと述べています。

Young氏はディスプレイ関連サプライチェーン調査会社DSCCのCEOであり、未発表のアップル製品に搭載される画面について正確な情報を提供してきました。最近も、M4 iPad Proに高輝度・長寿命のタンデムOLEDが採用されると的中させたことが記憶に新しいです。




Kuo氏とYoung氏、二人の情報の精度を考慮すれば、約18.8インチの折りたたみMacBookが今後数年内に登場する可能性は高まったと言えそうです。

折りたためば13インチMacBook Airのサイズになるならモバイラーにとって朗報ですが、上記のパネルとヒンジ代の見積もりが正しければ、とてつもない高価格になるかもしれません。

《Kiyoshi Tane》

Kiyoshi Tane

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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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