次期iPad AirやiPad Proに加え、M3搭載MacBook Airも2024年春に登場か。これまでの噂まとめ

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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アップルが「2024年3月末頃」に新型iPad ProやiPad Airを発売する可能性が高いことは、複数の情報源が予想してきました。


それに加えてM3搭載MacBook Airも今年の「春」に登場すると著名ジャーナリストが主張しています。

アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、ニュースレター「Power On」最新号にて「Vision Proが発売されたら、アップルは次は何をするのでしょう?」との質問に回答。

その1つが「春の製品発売」であり、アップルは「大型モデルを含む新型iPad Air、刷新されたiPad Pro、M3 MacBook Air」のリリースを目指していると述べています。その後、焦点は6月に開催される開発者会議(WWDC)に移り、SiriとiOS 18両方にまたがる新たな生成系AIを発表する予定とのことです。


以下、これまでの噂話を各製品ごとに振り返ってみましょう。

iPad Air(第6世代)

次期iPad Airには、従来の10.9インチに加えて12.9インチモデルが登場する可能性が高いと見られています。


アップルの未発表製品予想につき信頼性の高いディスプレイ専門アナリストRoss Young氏も、「12.9インチiPad Airのパネル出荷が12月に始まった」と述べていました。

プロセッサは、現行モデルのM1からM2チップへとアップグレードが予想されています。さらにインドメディア91mobilesは業界関係者から入手した「CADレンダリング画像」を公開。それを見る限りでは全般的なデザインは変わらないものの(全画面デザインやトップボタンにTouch ID内蔵等)背面カメラ周りの設計が少し異なっています。

新型iPad Pro

次世代モデルは有機ELディスプレイを搭載した初のiPad Proとなり、ディスプレイサイズは11インチおよび13インチになると台湾のサプライチェーン情報誌や英市場調査会社が報じていました。


すでにApple WatchやiPhoneフラッグシップ機にも有機EL画面は搭載済み。さらに次期iPad Pro向けパネルは大型化のほか、ハイブリッド有機EL技術やツースタックタンデム構造(赤、緑、青の発光層を2段重ね)など高度な技術を投入。それにより薄く軽くなるものの、コストも嵩むために大幅な値上げが予想されています。


ほか最新のM3チップを搭載し、ワイヤレスのMagSafe充電にも対応するほか、専用のMagic Keyboardはアルミニウム製となり最近のMacBookと近いデザインになると有力な情報筋が伝えています

M3搭載MacBook Air

上記ニュースレターで、Gurman氏は春に登場するモデルを「M3 MacBook Airs」と複数形で書いています。つまり次期13インチと15インチモデルが、これまでのように別々の時期ではなく、同時リリースになると示唆しています。

ちなみに現行のM2搭載13インチMacBook Airは2022年6月、15インチMacBook Airは2023年6月に登場したもの。もしも3月発表だとすれば、前者は1年9か月ぶり、後者は9か月ぶりのアップデートとなります。


M3チップ搭載により、次期MacBook Airはハードウェアアクセラレーテッド・レイトレーシングやメッシュシェーディングが可能になり、ゲームでのグラフィックス機能が向上する見通しです。それは昨年秋に発売した14インチMacBook Pro、16インチMacBook Pro、24インチiMacというM3搭載モデルで証明済みです。

またWi-Fiに関しては、M2 MacBook AirはWi-Fi 6に留まっています。他のMacBookやデスクトップMac、iPhoneおよびiPadのProモデルと同じく、Wi-Fi 6Eに対応する可能性が高いと思われます。

《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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