次期M3チップ搭載Macは10月のAppleイベントで登場?24インチiMacと13インチMacBook Air / Proが有力候補(Bloomberg報道)

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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アップルは6月に15インチの新MacBook Airを発売したばかりですが、今年10月には次期「M3」チップを搭載した複数の新型Macを発表する見通しだと著名ジャーナリストが主張しています。

これはアップルの社内事情に詳しいBloombergのMark Gurman記者が、ニュースレター「Power On」で述べていることです。以前もGurman氏は、24インチiMac後継モデルが現行のM1版(2021年発売)と同じデザインで、2023年後半に発売されると予想していました。


今年10月には新製品発表イベントが開催され、そこでは次期iMacと13インチMacBook Air、13インチMacBook Proが登場する見通しとのこと。

なぜなら15インチMacBook AirやMac Studio、Mac Proは6月に発売したばかり。そしてハイエンドの14/16インチMacBook Proも今年2月に発売しており、後継モデルは早すぎるとして、消去法でこの3つが候補に挙がっています。


先月Gurman氏は、M3チップのCPUとGPUのコア数は、M2チップと同程度になるはずだと述べていました。現行のM2には、8コアCPU/8コアGPUと、8コアCPU/10コアGPUという2つのバリエーションがありますが、M3も同じように上位/下位構成があるのかもしれません。

またM3チップと次期iPhone Pro用の「A17 Bionic」は、TSMCの3nmプロセス技術により製造され、性能と電力効率ともに5nmプロセスのM2よりも大幅に改善するとみられています。そのためアップルは、2023年内におけるTSMCの3nm製造能力の90%近くを確保したとの報道もありました

15インチMacBook Airは「画面の広さ」を、次期13インチMacBook Airは「バッテリー持ちの良さ」を強調して棲み分けする可能性もあるでしょう。

さらに今回のニュースレターでは、iPadにも言及。「来年(2024年)に有機EL画面を搭載したM3 iPad Pro」が登場するまでは、大がかりな(デザインの刷新など)アップグレードは期待できないとのこと。ただし、スペックを強化したiPad Airは開発中だと述べています。

有機EL版iPad Proが2024年に登場するとの予想は、他の複数の情報源とも一致しています。たとえば、アップル未発表製品のディスプレイ仕様を正確に予測してきたRoss Young氏は、「アップルは11インチおよび12.9インチの有機EL版iPad Proに加えて、13.3インチの有機EL版ノートPCを2024年にローンチする可能性がますます高まっているようだ」と主張していました

またGurman氏は「強化したiPad Air」の詳細には言及していませんが、現行モデルはM1チップを搭載して2022年3月に発売されたもの。それから1年以上が経過しているため、後継モデルはM2チップを採用するのかもしれません。



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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《Kiyoshi Tane》
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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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