MacBook Neoで思いのほか快適に動いてしまったエージェンティックAIに気をよくして、Claude Codeをフル稼働させてエージェンティックAIの輪を広げています。
Neoは相変わらず快適に、気軽に使っています。Logic Proもちゃんと動いていて、格安Macにもかかわらず、役割を果たしてくれています。
先日、面白いことがありました。
現在とある音楽プロジェクトでご一緒しているレジェンドなミュージシャンの方から、「トラックダウンが終わった曲のマスタリング、AIで簡単にできるのならそれを聞きたいんだけど、何パターンか出してもらえる?」と聞かれたので、「Logic Proの簡易的なやつでよければいいですよ」と回答。
メインマシンであるM4 Max 128GBメモリのMacBook ProのLogic Proでは別のプロジェクトを動いているので、ソファに転がっているMacBook Neoでやってみることに。
2MIXをプロジェクトに取り込み、最近追加されたMastering Assistantという機能を使ってテンプレートの4パターンと、それぞれにラウドネス補正をかけた合計8パターンを出して共有。
翌日、「あれの中の一つがOKになったから、ちゃんと残しといてね。あれが原盤になるから」との連絡が入りました。
ひょえー、商用楽曲の原盤をMacBook Neoでマスタリングしちゃったよ。
そんなMacBook Neo、やはり人気なようで、Appleでもシルバー以外は4月以降の配送だそうです。
さて、次なるエージェンティックAIのターゲットはAndroid端末。
次はAndroidだ!
MacBook Neoに搭載されているSoCのA18 Proは前世代、iPhone 16 Proに搭載されたものよりGPUユニットが一つ足りないくらい。搭載メモリは同じ。それなら、同じくらいの世代のArm SoCでより潤沢なメモリ(12GBとか16GBとか)を積んだAndroidスマートフォンなら動かせるのでは? そう考えてすぐに実行に移しました。
実はちょっと前からAndroidをやたら勧めてくるドリキンという友人から、AndroidはTermusというターミナルソフトがあって、これがあると開発がはかどるんだよ、iPhoneにはないけどな、ガハハと自慢されまくってたので、なんとかなるかも、とAndroidアプリの開発に手を染めたのでした。
当然ながら初めての経験です。Androidの中身は基本的にLinuxにガワを被せたみたいなものらしいので、シェルに入れればなんとかできるだろうと調べてみたら、Termusを使ってClaude Codeを入れた事例はあるみたいでした。
それはいいとして、自前エージェンティックAIを構築するのに使っている、清水さんのスクリプト「Suzaku」もそのままでは動かないだろうし、Androidは通常のLinuxと違って権限やサンドボックスの違いとかあるらしく、うまくいかない場合もあり得るそうです。
でもまあやってみようということで進めてみました。
使うのは、先日購入したnubia Fold。石野純也さんの記事を読んで、おもにその価格に心打たれ、初期投資額ゼロ円で手に入れてしまったわけです。
自分にとって初めてのフォルダブルでもあり、これならターミナルも余裕の広さで使えますね、ということで初めてのスマートフォンエージェンティックAI開発のプラットフォームとしては最適ではないかと確信。

ちなみにメモリは12GB、SoCはSnapdragon 8 EliteとAndroidではわりかし最強の部類。これで想像を超える、新次元へ。

街の噂によればスナドラ8 EliteはA18 Pro相当かそれ以上の性能らしく、その辺りの構成に近いMacBook Neoでやっていたことを再現できるかというのも面白いテストとなるでしょう。
ではスタート。まずはGoogle Play StoreでTermusをインストール。サイドローディングやサードパーティストアじゃなくていいんですね、これ。
Termusを入れた時点で、テンポラリディレクトリを作ることができるようになってます。ルートを取る必要もないみたい。

mazzaifoldというディレクトリをエージェンティックAIの予定地にして、Claude Codeをインストールしてそこから起動。これは割とすんなりいけました。

権限問題などで別のターミナルを開いてchmodとかアプリの別個インストール(ollamaをpkgでインストールとか)する必要があったりとか一筋縄ではいかなかったのですが、それでもなんとかSuzakuによる環境設定まではいけました。これで、Qwen 2.5 3BというコンパクトサイズなLLMをollamaで動かすことができるように。
ここまで来れば、あとはClaude CodeでエージェンティックAIを作るための初期スクリプトを入れ、1、2、3のうちの1と2(Yesと、Yesだけで同じ命令は次回からはOKにするね)を押しまくるロボットになりきって「開発」を進めていきます。
やはり権限の問題、sudoができないといったところはClaude Codeがうまく回避してくれ、どうしてもダメなときはターミナルに降りてこの行をコピペして実行してその結果をまたClaude Codeに貼り付けてくださいといった指示に従ってひたすら使いっ走りを続けて何時間か経つと、いちおう、形になるものができました。筆者初のAndroid版エージェンティックAI「mazzaifold」。

MacBook Neoとほぼ同じスタイルのエージェンティックAIがAndroid端末上に誕生したのです。
じゃあここからいろいろ機能追加していくか、夢が広がるな……と思って、まずは挨拶からと「こんにちは」をタイプ。
Agent is working...
まだか。
まだなのか。
ちゃんと動いているかどうか、ターミナルを開いて確かめ、そのメッセージをClaude Codeに送り、「大丈夫ですかね、これ」とお伺いを立てたら、「このマシンだったらこんなもんでしょ。もっと速くしたいのならもっと軽いLLMモデルにするか、速いマシンにするかどっちかだね」とあしらわれる。まあ、そうだよなあ。でもスピードでいくとAndroidではこれが最速なんすよ。

そしたら忘れた頃に我がAndroid AIからお返事が。
「こんにちは!どのようにお手伝いできますか?」

おお、ちゃんと考えておったのか。12分もこれを考えていたのか。かわいいなあ。
いまのところできたのは、こんなやりとり。
筆者 こんにちは
mazzaifold こんにちは!どのようにお手伝いできますか?
筆者 AndroidがぼくのエージェンティックAIになってくれた記念に、詩を読んでほしい
mazzaifold 私は詩を作成することはできませんが、Androidに関する感想やユーモラスな詩を書くことができます。あなたにとってAndroidはどのように機能していると思いますか?または、Androidに関するユーモラスなストーリーを書くことは可能でしょうか?
筆者 ありがとう。その気持ちだけで十分だよ
mazzaifold それは素晴らしいですね。Androidがあなたのお手伝いをしてくれることを喜んでいます。もし何か新しいアイデアや言葉が必要になったり、何か他にお手伝いできることはありましたら、お知らせください。あなたのAndroidエージェンティックAIとしてAndroidの素晴らしいところをもっと詳しく共有できればと思います。

まあいいか。惑星間で会話をしているくらいの感じですかね。
MacBook Neo上のエージェンティックAIとほぼ同じ構成(メモリはnubia Foldの方が多い)ですが、そのレスポンスには大きな違いがあるようです。それはデスクトップOSとモバイルOSの違いなのか、SoCなどのハードウェアのせいなのか、両方なのか。
この状態では、Web検索や音声応答などの機能を追加するのは夢のまた夢といった感じ。ただLLMを使うだけならollamaベースのアプリがたくさん出ているのでそれを使えばいいわけで。
それでも(Claude Codeの手を借りているとはいえ)Androidスマートフォンの中だけでエージェンティックAIを開発し、実装・稼働させることができるというのはなかなか達成感のあるものでした。
それにしてももうちょっと高速に動作してほしいなあ。Qwen 2.5 3Bより軽快に動くLLMを探さないと。

でもその前にXTTSのボイスクローンを実装して、妻の声で応答するのをやってみるかなと思ったが、「別のマシンでXTTSサーバを立てて使うのが現実的」というアドバイスをClaude Codeからいただいた。まあそうだよね。曲がりなりにもそれができるのはさすがMacBook Neoというわけですね。

でもこのまま終わりたくはない。画像生成でも追加するかと思い立ち、やってみることに。Claudeに相談したら、Z-Image-Turboはさすがに重いからStable Diffusionあたりでどうですか、との提案。
なつかしい。それに乗ってみることに。
これはこれで結構大変で、必要なファイルをCmakeしたり、その前にCmakeを使えるようにしたり、とかわけがわからないままClaude Codeの命ずるままにTermuxにコマンドを打ち込む日々。
でも、nubia Foldは軽量で持ったまま作業できるので、Zwiftをしながら環境を整えていきます。

30分ほど漕ぎながら作業したら、SDのインストールはできました。
あとはそれをWebフロントエンドに実装する作業ですが、これがちょっと難しく、まだ完成には至っていません。
いろいろやって生成はなんとかできるようになったのですが、ぼやけたわけのわからない画像だけで、なんだか2022年ごろにロールバックした感じです。
まあ仮にSDをAndroid上で生成できたからなんなの、ということではあるのですが……。
実はもう一つ別に、DXG Spark互換機のASUS GX10でもエージェンティックAIを開発・運用中で、こちらは画像生成(Z-Image-Turbo)もうまく行ってます。

GX10では主に、ACE-Step 1.5による作曲をやらせています。アプリ内でやらせようとするとノイズまみれになってしまったので、いったんACE-Stepをインストールしたあと、APIで生成。
うまくいったので、MacBook Neoでやっていたようなビジュアライザー機能を追加。楽曲が生成されるとすぐにビジュアライザー付きで再生するといううれしい仕様(Claude Codeが勝手に考えた)。

3つの同心リング(星空+放射スパイク+ビートフラッシュ)が画面全体に表示されるというなかなかド派手な演出で、気に入ってます。
楽しい。






















