アップルは、AirTagサイズのウェアラブルなAI搭載のピン型デバイスを開発しており「早ければ2027年」にも発売するかもしれません。
The Informationが報じたこのデバイスは「薄く平らな円盤状で、アルミニウムとガラスのシェルで覆われ、前面には標準レンズと広角レンズの2つのカメラ」を搭載するほか、マイクやスピーカー、側面に物理ボタン、背面にはApple Watchと同様のワイヤレス充電機構を備えるとのこと。またサイズ的にはAirTagと同等で、やや厚みが増した程度になることを目指しているとされます。なお、開発はまだ初期の段階であり、その出来栄え如何では「中止される可能性」もあり得るとのことです。
The Informationは、アップルがこのデバイスがOpenAIへの対抗製品になることを期待して開発を加速していると伝えています。OpenAIはつい先日、同社幹部がOpenAI初のハードウェア製品を年内にも発売すると発言していましたが、具体的にどんなフォームファクターで登場するのかはいまだ謎のままです。
AI搭載のピン型デバイスといえば、あまり良くない前例として、元アップル従業員らが立ち上げたスタートアップHumaneの「AI Pin」の事例を思い出す人もいるでしょう。
Humane AI Pinは2023年末、ChatGPTを搭載したAIアシスタントに、レーザー投影式ディスプレイを備えた次世代のウェアラブルデバイスとして発表されるとすぐに大きな注目を浴び、期待の声も大きくなりました。
しかし、いざ2024年に発売されてみるとAI Pinは頻繁に本体が熱くなったり、手のひらに投影して使うディスプレイが扱いにくかったり、ChatGPTを利用したAIも応答が遅いうえ(当時はまだ)「幻覚」の問題が目立ったりといった有様で、結局発売から1年ももたずに販売中止という残念な結果に終わりました。
もし本当にアップルが同じピン型のデバイスを開発しているのなら、Humaneの例も研究して、同じ轍を踏むようなことはしないでしょう。もしかすると単体発売するのではなく、現在開発中と言われているスマートグラス風の製品の付属デバイスになる可能性もあるかもしれません。
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