みなさんこんにちは、香港在住の携帯電話研究家、山根康宏です。2025年12月2日、韓国・ソウルでサムスン初となる3つ折り型のスマートフォン「Galaxy Z TriFold」が発表されました。さっそく実機を触ってきたので、取り急ぎフォトレビューをお届けします。

Galaxy Z TriFoldは閉じると6.5インチディスプレイが使えます。ディスプレイサイズは「Galaxy Z Fold7」と同等ですね。フロントカメラも1000万画素と同等。

閉じたときのサイズは159.2×75.0×12.9mmで、Galaxy Z Fold7より若干長く、横幅も広めです。厚みが12.9mmありますが、思い起こしてみると初代の「Galaxy Fold」は15.5mm、また2024年の「Galaxy Z Fold6」12.1mmだったので、TriFoldはそれほど厚いということはないでしょう。

カメラは2億画素広角、1200万画素超広角、1000万画素3倍。Galaxy Z Fold7と同等です。

本体の折り曲げスタイルは「G」型で、ファーウェイの三つ折りの「Mate XT」シリーズの「Z」型とは異なります。閉じた状態から左右に画面を開く形状です。1枚だけ開いた状態ではディスプレイ部分がボカした表示になり、この状態では使えなくなっています。

完全に開くと10インチのディスプレイが現れます。広大な空間と言えますね。

厚さは3.9mm、Galaxy Z Fold7の4.2mmよりも薄いのです。ちなみにMate XTは3.6mmなのでさらに薄いのですが、ここまでくると差はあまり感じられません。重量は309gです。バッテリーは5600mAh、45W充電対応とのこと。

アプリは3つの縦表示が可能。スマートフォン3台を並べた状態で表示できます。

このような分割表示はGalaxy Z Fold7でもできますが、上下分割画面が横にワイド表示になるので実用的。

チップセットはクアルコムのSnapdragon 8 Elite、メモリ16GB、ストレージ512GBの構成で価格は359万400ウォン、約38万円です。韓国では12月9日から全国のサムスンストアで展示が始まり、12月12日から発売となります。また韓国に次いで中国、台湾、シンガポール、アラブ首長国連邦、アメリカなどでの展開も予定されています。日本発売予定はありませんが、ぜひ出してほしいですね。

私は12月12日に再び韓国を訪問し、Galaxy Z TriFoldの購入を考えています。無事にゲットできれば、12月16日(火)に開催されるテクノエッジのイベント「スマホ裏アワード」で実機をお見せできるかもしれません。イベントへの参加を、お待ちしております。









