OpenAIは、大規模言語モデルGPTの最新バージョンとなるGPT-5.1を発表しました。
本日より有料ユーザー(Pro、Plus、Go、Business)に対して順次展開を開始、EnterpriseプランとEduプランユーザーには、7日間の早期アクセス権を提供します。そしてその後、他のすべてのユーザーにも今後のデフォルトモデルとして展開するとのことです。
GPT-5.1にはスタンダードな「Instant」モデルと、高度な推論モデルの「Thinking」の2種類が用意されます。APIに対しては、Instantはgpt-5.1-chat-latestとして、またThinkingはGPT-5.1として追加されます。
Instantモデルのほうはユーザーの指示に従って「デフォルトでより温かみがあり、より会話的な」やりとりを提供することにフォーカスしたモデルになったと紹介されており、明確で便利なところは従来どおりとして、「遊び心でユーザーを驚かせることがよくある」とOpenAIは述べています。
一方、Thinkingモデルは、GPT-5 Thinkingをアップグレードし、高度な推論を提供することに重きを置いたモデルとなっています。OpenAIいわく、GPT-5.1によってChatGPTは与えられたタスクにおいてそれが単純な場合には迅速な回答を返し、複雑なタスクならばより徹底的な回答を提供するという適切な対応をするようになるとのことです。
また、ChatGPTはGPT-5.1のサポートを追加するだけでなく、その応答の性格付けとしてこれまでのDefault、Friendly、Efficient、Professional、Candid、Quirkyといったオプションを用意し、既存のNerdyとCynicalも含めユーザーが自分に合ったものを選択できます。

なおGPT-5モデルは、ChatGPTの有料ユーザーのレガシーモデルの選択項目から今後3か月間は引き続き利用可能です。OpenAIはGPT-5の終了期間は、他のレガシーモデルの可用性には影響せず、終了時期は事前に十分な期間をもって通知するとしています。








