3万円台の12インチAndroidタブレット、DOOGEE「V Pad」が5G対応でかなり実用的(スマホ沼)

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山根康宏

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香港在住携帯研究家

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こんにちは、香港在住の携帯電話研究家、山根康宏です。Androidタブレットは比較的低価格なモデルも多数販売されていますが、Wi-Fiや4Gモデルが大半であり、5G対応機種はあまり多くありません。今回、紹介するDOOGEEの「V Pad」は5G対応、12インチという手ごろなサイズながら大型バッテリーも搭載し、テザリングの母艦としても使える製品です。


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チップセットはメディアテックのDimensity 7050を搭載、ディスプレイは12.0インチ、2000×1200ピクセル、リフレッシュレートは90Hz。背面には1300万画素のシングルカメラを搭載、ラベルには技適もちゃんとあります。

本体サイズは279.5×175.0×7.95mm、重量は約572g。12インチタブレットとしては軽量な部類です。バッテリーは8000mAhと大容量。

インターフェースはUSB Type-C端子とSIMカードスロットのみというかなり割り切った設計。中華系タブレットはヘッドフォン端子を搭載しているものが多いですが、V Padは非搭載。スマートフォンでも4Gモデルと5Gモデルでヘッドフォン端子の有無があるので、V Padも5Gタブレットということでそれに倣っているのでしょうか。

本体左上には電源とボリュームボタンのみ。カメラは1つのみで、でっぱりも少なめです。

実際に手に取ってみると本体の大きさの割に軽量で、片手でも楽に持ち運べます。カバンの中にもすっきりと納まる大きさ。私はV Padをカバンに入れているときはテザリングをONにして5Gモデムとしても使っています。

軽量なので縦にしても持ちやすいです。アスペクト比は5:3。2つのアプリを上下に表示しても便利。

5G対応で、SIMカードスロットはデュアル対応。nano SIMカード×2、またはano SIMカード+マイクロSDカードの組み合わせで利用できます。SIMカードスロットは若干サイズが大きめなのか、SIMカードを入れるときにカードを押さえながら入れないと、途中でズレてしまうことがありました。

2つのSIMで5Gをつかんでいます。対応バンドは5G NRがn1 / n3 / n7 / n8 / n28 / n38 / n41 / n77 / n78、4G LTEはB1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 20 / 28A / 28 / 34 / 38 / 39 / 40 / 41。

ちなみに私の家の近所での5Gの速度テスト。4Gでは下り上りともここまでは出ず、しっかり5Gをつかんでいます。前述したようにカバンの中に入れたときにテザリングをONにしておき、5Gの予備回線として常に使える状態にしています。

OSはAndroid 15を搭載しています。

プリインストールアプリはメーカー独自のものはほとんどなく、シンプルな状態。WPS Officeは最近の中華系タブレットの多くが搭載していますが、即座に仕事にもつかえるので便利かと。

メモリ構成は8GB+256GB。ストレージからの拡張で最大32GBに対応します。ストレージはマイクロSDカードで追加でき、最大2TBまでのSDカードに対応。技適の表示は設定画面でも確認できます。8000mAhのバッテリーは18W充電にも対応。Geekbench 6のスコアはシングルコア600、マルチコア2290でした。

実際の操作感ですが、比較的軽量で持ちやすいため、家の中でもどこでも使いたくなります。カバンに入れても十分許容できる重量ですし、移動中に電車の中で取り出して使うのも苦になりません。画面リフレッシュレート90HzもブラウジングやSNSには十分。

動画に関してはWidevineがL3対応なのがやや残念ですが、側面左右4ヵ所にスピーカーが穴があり、結構大きな音で再生できます。YouTube動画なら十分楽しめます。

画面分割での2アプリ同時表示も問題なし。

グーグルのGeminiも、もちろん利用可能です。

手元にあったBluetoothキーボードを使って仕事をするのもよいかも。ただ、パッケージにはケースが付属していなかったので、持ち運び時用のケースを別途入手する必要はあります。

カメラは1300万画素なので、簡易記録用といったところでしょう。フロントカメラは800万画素でビデオ会議などで利用できます。

Androidタブレットは低価格品と高性能モデルに二極化が進んでいます。モデム搭載のモデルの多くは4Gまでの対応ですが、V Padは高速な5G対応なので、活用範囲が広がりそうです。


《山根康宏》

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