Google Pixel 10シリーズが予告通り発表になりました。最新のTensor G5チップを搭載、AI体験を次のレベルへと押し上げる製品群です。新たにQi2ワイヤレス充電に対応したのも大きなトピック。MagSafeのアクセサリーが使えますね。


▲Pixelsnap 充電器(6,380円)
Pixel 10は、ついに望遠レンズ標準に
標準モデルのPixel 10は、これまで上位機種専用だった望遠レンズがついに搭載されました。日本市場のユーザー調査により実現した仕様変更らしいです。

▲カラーはObsidian、Indigo、Frost、Lemongrassの4色展開
6.3インチのSuper Actuaディスプレイは、最大3,000ニトのピーク輝度。カメラシステムは48メガピクセルの広角、13メガピクセルのウルトラワイド、そして新搭載の10.8メガピクセル5倍望遠レンズからなるトリプル構成で、最大20倍の超解像ズームが可能です。

バッテリーは4,970mAhの大容量で、30時間駆動を実現。スーパーバッテリーセーバー使用時には最長100時間の使用が可能となっています。価格は128GBモデルが128,900円、256GBモデルが143,900円。予約開始は8月21日、8月28日発売です。
究極のカメラ体験がウリのPixel 10 Pro/Pro XL
プロモデルのPixel 10 ProとPro XLは、カメラ性能がさらに進化。50メガピクセルのOcta PD広角カメラは手ぶれ補正範囲が2倍に拡大し、48メガピクセルのQuad PD望遠カメラでは光学5倍ズームを実現。最大100倍の「超解像ズーム Pro」は、Pixelカメラ初の拡散モデル(生成AI)により遠距離の被写体を鮮明に再現します。

▲▼ProシリーズのカラーはMoonstone、Jade、Porcelain、Obsidian

ディスプレイはProが6.3インチ、Pro XLが6.8インチのSuper Actua(LTPO)で、どちらも最大3,300ニト。バッテリーはProが4,870mAh、Pro XLがシリーズ最大の5,200mAhを搭載。Pro XLはQi2.2対応の25Wワイヤレス充電をサポートします。

価格はPro 256GBが174,900円から、Pro XL 256GBが192,900円から。前モデル据え置きです(ホッ)。
Pixel 10 Pro Foldは世界初の防水折りたたみスマホ
Pixel 10 Pro Foldは、折りたたみスマートフォンとして世界で初めてIP68防塵・防水規格を取得、ギアレスヒンジの耐久性も前モデルの2倍に向上しています。

▲FoldはMoonstone、Jadeの2色展開


▲折りたたみスマホ初のIP68防塵・防水規格取得
外側6.4インチ、内側8インチのディスプレイはどちらもピーク輝度3,000ニト。5,015mAhの大容量バッテリーと16GBのRAMを搭載。新機能「インスタントビュー」では、撮影した写真をビューファインダーの隣に表示し、大画面を活かしたマルチタスクを活用できます。
価格は256GBが267,500円、512GBが287,500円で、発売は少し先で10月9日の予定です。
進化したAI機能
新Pixel 10シリーズは。Tensor G5により、20以上の生成AI機能がオフラインで利用可能となりました。例えば、文脈を読んで次の行動を提案する「マジックサジェスト」や、自分の声質を維持しながら通話を翻訳する「マイボイス通訳」、AIが撮影をガイドする「カメラコーチ」、グループ写真で全員が最高の表情の1枚を自動生成する「オートベストテイク」などがあります。


▲マイボイス通訳

▲カメラコーチのデモ
また、業界初のC2PAコンテンツ認証機能により、写真の撮影から編集まで全履歴を改ざんできない形で記録。AI生成画像の氾濫する現代において、情報の信頼性を担保します。
Geminiをサクッと呼び出せるPixel Watch 4
「Pixel Watch史上最大のアップデート」と銘打たれたPixel Watch 4は、新しいActua 360ドーム型ディスプレイを採用。表示領域が10%拡大し、ベゼルは16%細くなりました。ピーク輝度3,000ニトで直射日光下でも抜群の視認性を実現しています。


Snapdragon W5 Gen 2チップにより処理速度は25%向上し、消費電力は半減。バッテリー駆動時間は41mmモデルで最長30時間、45mmモデルで最長40時間まで延長されました。また、日本で初めて心電図(ECG)機能に対応、既存のPixel Watch 2/3もアップデートで対応予定です。
手首を上げるだけでGeminiが起動する「Rise to Talk」機能により、「OK Google」と言わずに直感的にAIと対話できます。もちろん、SuicaとPASMOに対応。価格は41mmが52,800円から、発売は10月9日です。
Pixel Budsは耳元のAIアシスタントに
Pixel Buds 2aはAシリーズ初のアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載し、初代Pixel Buds Proの1.5倍の性能を実現しました。Google Tensor A1チップによりGeminiとシームレスに連携し、イヤホンを装着したまま複雑な質問にも回答を得られます。価格は23,800円、10月9日発売予定です。

また、既存のPixel Buds Pro 2には新色Moonstoneが追加、今秋のアップデートで周囲の音に合わせた音量自動調整「アダプティブオーディオ」などの新機能が追加予定です。新色は36,800円で8月28日発売です。

次回、スマホ沼ライブ(8月25日20時~)で実機をお見せできる予定ですので、よろしかったらぜひ。



