HUAWEI Pura80 Ultraの世界初スイッチ式デュアルテレフォトをバンコクの発表会で体験してきた(スマホ沼)

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矢崎飛鳥(ACCN)

テクノエッジ編集長。Wikiの「スマートフォン」ページに略称“スマホ”考案者として記述あり。週一以上ライブへ通う音楽好き。ヨボヨボのハタチ

特集

ファーウェイの新スマートフォン発表イベントに山根ハカセと行ってきました。

▲タイ・バンコクで7月22日に開催されたファーウェイのグローバル発表会へハカセと潜入

▲HUAWEI Pura80シリーズ3モデルが披露された

3モデルともファーウェイが長年培ってきたXMAGE技術を結集し、モバイルイメージング技術の新たな境地を切り開く製品に位置付けられています。

▲左からHUAWEI Pura80 Ultra、HUAWEI Pura80 Pro、HUAWEI Pura80

中でも注目は業界初のスイッチ式デュアルテレフォトカメラを搭載したPura80 Ultra。流石にレンズ部は分厚いですが、内部でテレフォトカメラが動く様子は、目を凝らせば肉眼でも確認できます。

▲Pura80 Ultraのこれでもかというほど主張の強いレンズ部。手に持った際のバランスは、意外と悪くない

▲スイッチの動き(スロー再生)140以上の精密部品が連携して動作

このカメラシステム、具体的には3.7倍中望遠レンズ(83mm)と9.4倍超望遠レンズ(212mm)を1つのユニットに統合しています。対称式遮光機構を内蔵し、焦点距離を切り替えています。1/1.28インチの超大型センサーは通常メインカメラに使用されるサイズで、競合製品と比較し最大8倍の光取り込み量を実現。大型の望遠レンズを必要とせず、長距離撮影の鮮明さを実現しています。

実機をお借りする機会はなかったのですが、10分ほど持ち出しを許されたので発表会場から遠くに見えるビルをPura80 Ultraで捉えてみました。

▲中央の遠くに見えるビルに寄ってみる(これのみ別のスマホで撮影)

▲約10倍

▲約30倍。ほぼ破損がない

Pura80 Ultraは、この1インチウルトラライティングHDRカメラとスイッチ式デュアルテレフォトカメラシステムで、AI補正に頼りがちなスマートフォンのカメラに新しい可能性を吹き込みました。もちろん、AIもメチャ活用していますが、元絵がいいに越したことはないということですね。

▲Ultra内部のカメラモジュール

物理機構となると心配なのは強度ですが、18万に及ぶ信頼性テストをクリアしているそうなので、少なくともバッテリーなどより先に劣化することはなさそうです。

Pura80 Ultraの最大の1インチウルトラライティングHDRカメラは、1ピクセルあたりのフルウェル電子容量が40万e-に達し、前世代のPura70 Ultraと比較して7倍を実現しています。光と影の微細な変化まで精密に描写できるようになり、例えば暗いコンサート空間などでも鮮明な写真を残すことができるようになりました。

▲ハンズオン会上で行われていたライブをデモ機で撮影

▲望遠でも細部までクッキリ

HUAWEI Pura80シリーズは、「Fashion Next」をコンセプトに、テクノロジーとファッションの完璧な融合を目指したデザインが採用されています。Pura80 Ultraは、光を放射状に拡散させるフォワードシンボルデザインを継承しながら、ゴールデンバッジ、ゴールデンリング、ゴールデン釉薬が調和して「Ultra」の本質を表現したといいます。

ディスプレイは6.8インチの緩やかなカーブエッジ、460ppiの高精細表示と1~120Hzの適応リフレッシュレートに対応し、これぞハイエンドな操作感を実現しています。

▲Googleのサービスもプリインストール(microG上で動作)

▲表面ガラスは聞き慣れないKunlun(ファーウェイ独自らしい)の最新バージョンを搭載

バッテリー容量は5,117mAh、100Wファーウェイスーパー充電に対応。IP69の防水・防塵性能を備えています。

▲価格はPura80 Ultraが49,990バーツ=約20万円、Pura80 Proが38,990バーツ=約15万6千円とアナウンス(Pura80は後日発表)

ご存知ファーウェイはいろいろあって2020年以来、日本でスマートフォンを出していません。今回の発表はアジア太平洋地域での積極的な展開を強調しており、現在は特に若年層を中心にユーザー層が拡大しているといいます。

日本市場の様子もこの5年でだいぶ変化しましたし、先の三つ折りやこのモンスター級カメラなどが日本置いてけぼりなのは残念でしかありません。テクノエッジ アルファのスマホ沼では、山根ハカセと共にこうした声をメーカーさんへ届けるべくコミュニケーションもDiscord内で展開しております。ご興味のある方は、ぜひ。

また、今回の取材旅の様子は、7月30日(水)20時~ ライブ配信でお届けする予定です。テクノエッジのYouTubeチャンネルを登録して、お待ちください。

《矢崎飛鳥(ACCN)》

※テクノエッジが運営する有料会員コミュニティ、テクノエッジ アルファに加入すると参加できるDiscord内、「スマホ沼」チャンネルにおいて、記事に関する追加情報や山根ハカセとの交流、スペシャル映像をお楽しみいただけます。ほか、生成AIや自作PCに関するコンテンツ、リアルイベントの優先招待などの特典がございます。ぜひ、ご検討ください。

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