シャープ「AQUOS R10」発表。“自然に働くAI”をハカセと体験(スマホ沼)

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矢崎飛鳥(ACCN)

テクノエッジ編集長。Wikiの「スマートフォン」ページに略称“スマホ”考案者として記述あり。週一以上ライブへ通う音楽好き。ヨボヨボのハタチ

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シャープが2025年夏モデルとして「AQUOS R10」を発表しました。Snapdragon 8 Gen 3を搭載、AIによるユーザー体験の強化にフォーカスしています。ユーザーが意識せずとも“自然とAIの恩恵を受けられる”ことを目指して作られています。

▲本体カラーは3種。

例えば、料理や文字が書かれた被写体に自分の影が映り込んでしまうような状況で、影だけ綺麗に除去した状態で写真を保存できます。

▲角度を変えたり望遠を使ったりという工夫が不要に。

▲本を撮影しようして、影が邪魔な時も…

▲ギャラリーに保存された写真はこの通り。

これまでも影や反射の補正を売りにしたスマホはありましたが、エディターの機能としての実装でした。撮影しただけで、この処理をしてくれるのは便利そうですね。

通話機能のAIサポートも充実しています。例えば留守番電話の音声は自動でテキスト化、さらに要約されたものを確認できます。通話内容から詐欺の兆候を検知して通知する機能や、会話中の予定をカレンダーに登録する提案も行ってくれます。

▲不審な会話を検知。オンデバイス処理でプライバシー侵害のリスクはない。

約6.5インチのPro IGZO OLEDディスプレイを搭載し、1~240Hzの可変リフレッシュレートに対応。通常の映像も独自のバーチャルHDR処理により鮮やかに表示します。

▲ピーク輝度は3000ニトに向上した。

新開発のフルメタルスピーカーユニットを採用し、音響性能も前モデルよりパワーアップしています。

▲小音量時でも音声が明瞭に聞き取れる。

プロセッサーにはSnapdragon 8 Gen 3を搭載、発熱を抑える新開発の冷却構造も取り入れています。

▲パフォーマンス向上でAI要約にかかる時間も短縮。

カメラは引き続きライカが監修。光の波長を14チャンネルで測定するスペクトルセンサーを搭載し、複雑な照明下でも自然な色再現を実現しています。

▲AIを活用した合成処理により、HDRやズーム撮影でも細部の精度を保つ。

業務用途も想定し、防水・防塵(IP68)やMIL規格準拠の耐衝撃性を備えます。メモリは12GB、ストレージは256GB / 512GBの2モデル。7月上旬以降、ドコモ・ソフトバンク・オープンマーケット向けモデルとして発売、市場想定価格は約10万~11万円です。

なお、オープンマーケット向けモデルにはglance aiという機能もあります。

glance ai for AQUOSのデモ

エントリーモデル、AQUOS wish5も同時に発表されました。IP69の防水・防塵対応に加え、端末を振るだけで発動する防犯アラートを搭載。6.6インチの大画面ディスプレイは120Hz駆動、カスタムフォントを採用するなど細部にこだわりが見られます。

▲wish5は6月下旬以降発売、想定価格は3万円前後。

今回のAQUOS、スマホ沼的にはいかがでしょうか? ──という問いにハカセが答えてくれたショート動画(後半)もご用意しましたので、ぜひご覧ください。

《矢崎飛鳥(ACCN)》

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矢崎飛鳥(ACCN)

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