vivo X200 Ultraにロングな望遠レンズを装着したらもうスマホじゃなくなった(スマホ沼)

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山根康宏

山根康宏

香港在住携帯研究家

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みなさんこんにちは、香港在住の携帯電話研究家、山根康宏です。先日、vivoの最新スマートフォン「X200 Ultra」の凄さとフォトグラファーキットについてを書きました。


実はvivo X200 Ultraの凄さ、それだけではありません。こちらの写真を見てください。

X200 Ultraのカメラ構成は5000万画素 : 広角35mm、2億画素 : 3.7倍望遠87mm、5000万画素 : 超広角14mmの組み合わせ。そしてこの望遠に取り付ける2.35倍のレンズが別売で用意されています。レンズはvivoが提携しているツアイスと合作したもの。金属製でしっかりとした作りです。87mmに装着すると約205mmでの撮影が可能になります。しかもデジタル望遠では5000mmを超えるという恐ろしいレンズです。

このレンズはそのままX200 Ultraには装着できません。まずはアタッチメントに取り付け、そのアタッチメントをフォトグラファーキットのケースに装着する仕組みです。

上から見ると、もうスマートフォンではないですね。

正面から見たところ。

実際にどこまで写せるのか、vivoのお店で試しました。あまりいい被写体が無かったのですが、簡単に比較を。まず、これは基本となる広角35mmでの撮影。このあと、真ん中の青い矢印の部分を中心に高倍率で撮影してみます。

比較用としてnubia Z70 Ultraの50倍(最大倍率)での撮影です。焦点距離では1750mm。光学ではなくデジタルで拡大するので、当然ノイズが乗ります。記録用といった感じですね。一般的なスマートフォンは、どれも同じような仕上がりでしょう。

素のvivo X200 Ultraで約46倍、1613mmでの撮影。50倍に揃えられませんでしたが、AI補正が利いて、十分使える絵になっています。

そして最大の70倍、2412mm。ここまでイケます。

では、望遠レンズを取り付けて最大倍率、5400mmでの撮影を行ってみましょう(被写体がもっとわかりやすいものだとよかったのですが…)。

実際は、もっと遠距離のものを撮影したほうがわかりやすいのかもしれません。レンズを付けた状態でスマートフォンとして使うのは難しいのですが、普段は装着せず必要な時、野鳥観察など特殊用途に使うものでしょう。一般的なユーザーには使い道が難しいものの、デジタルカメラの巨大望遠レンズ同様、特定の用途向けとしてかなり使えるレンズと言えそうです。

《山根康宏》

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