早くもiPhone 16(仮)未確認情報、Proは微妙に大型化して高倍率カメラ搭載?全機種に謎の「キャプチャボタン」とアクションボタン採用

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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アップルがiPhone 15シリーズを発売したばかりですが、早くも次の「iPhone 16」シリーズの画面サイズやケース素材につき情報を入手したと米MacRumorsが主張しています

アップルのiPhoneに限らず、独自の設計と大量生産が必要なエレクトロニクス製品は発売よりかなり前のタイミングから開発が始まることが一般的です。そのため、ディスプレイや部品を供給するサプライチェーン方面が情報を漏らすことは珍しくなく、正式発表から1年以上も前の「うわさ話」でも的中している場合は多々ありました。

逆に開発途中で仕様が変わることもあり、有力な情報源を持つ著名アナリストといえども予測を間違えたり、アップルの社内で方針が変わったことで結果的に外れるのもよくあるパターンです。以下は正式に名称もラインナップも発表されていない未確認製品の、情報筋による現時点の予測としてお読みください。

「iPhone 16」と「iPhone 16 Plus」

9月末時点での情報では、両モデルともiPhone 15とiPhone 15 Plusと同じ寸法であり、ただ重さはともに約2g増加。iPhone 16は173g、iPhone 16 Plusは203gになるとされています。画面サイズも引き続き6.1インチと6.7インチ。

そしてiPhone 16/16 Plusとも、背面デュアルカメラの配置はiPhone 13~14のように斜めではなく、iPhone 12のようにタテ並びに。また筐体には静電容量式(感圧式)のアクションボタンや、完全新規で静電容量式の「キャプチャボタン」搭載の可能性があるとされています。

アクションボタンは、iPhoneでは iPhone 15 Proモデルだけが搭載しています。従来のスライド式サイレントスイッチを置き換える形であり、様々な機能を割り当てカスタマイズが可能です。

当初はボタンが機械的に動かない感圧センサ式を予定していたものの、技術的な困難から見送られたとアナリストが述べていました。



「キャプチャボタン」は、先日MacRumorsの情報筋が伝えていたものです。開発コード名「Project Nova」や、電源ボタンに近い場所に配置される以外、今のところ詳細は不明です。

筐体素材に関しては、iPhone 15標準モデルと同じくと同じアルミニウムを使用し、背面にはマットガラスを採用。つまり素材が重さに影響を与える可能性は低く、約2g増加も他の要因によるようです。

「iPhone 16 Pro」と「iPhone 16 Pro Max」

両モデルともiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxより画面サイズが大きくなり、それぞれ約6.3インチ(前モデルは6.1インチ)と約6.9インチ(同6.7インチ)に。

その結果、本体も全体的に大きくなり、前機種より少し背が高く、幅もわずかに広くなるとのこと。新旧モデルの比較は、次の通りです。

また本体素材は、iPhone 15 Proモデルのチタン合金(グレード5)を継承し、ブラシ仕上げや四隅が丸みを帯びたデザインも引き継ぎ。そして上記のiPhone 16標準モデルと同じく、アクションボタンやキャプチャボタンを搭載すると主張しています。

iPhone 16 Proモデルの画面が大型化するとの見通しは、信頼性の高いディスプレイ専門アナリストや9to5Macの情報源とも一致しています。


著名アナリストMing-Chi Kuo氏は、本体サイズを大きくする理由として、現行のiPhone 15 Proシリーズでは大型のMaxしか採用していない高倍率望遠カメラ(アップルの用語では「テトラプリズム」)を、MaxではないiPhone 16 Proに搭載できるようになるからだと説明していました。

iPhone 16シリーズの発売が2024年秋とすれば、まだ1年近く先のことです。これらのリークが現時点では正しいとしても、今後は刻々と変わっていく可能性はあり、ここで触れていない大きな新機能や仕様変更もあるはず。これから約一年、楽しみに続報を待ちたいところです。

《Kiyoshi Tane》

Kiyoshi Tane

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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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