ARグラス向けAndroid TV端末『Rokid Station』発表、Rokid Maxとセット割引の予約受付開始

ガジェット XR / VR / AR
Ittousai

テクノエッジ編集長。火元責任者兼任 @Ittousai_ej

特集

ARグラス向けAndroid TV端末『Rokid Station』発表、Rokid Maxとセット割引の予約受付開始
  • ARグラス向けAndroid TV端末『Rokid Station』発表、Rokid Maxとセット割引の予約受付開始
  • ARグラス向けAndroid TV端末『Rokid Station』発表、Rokid Maxとセット割引の予約受付開始
  • ARグラス向けAndroid TV端末『Rokid Station』発表、Rokid Maxとセット割引の予約受付開始
  • ARグラス向けAndroid TV端末『Rokid Station』発表、Rokid Maxとセット割引の予約受付開始
  • ARグラス向けAndroid TV端末『Rokid Station』発表、Rokid Maxとセット割引の予約受付開始
  • ARグラス向けAndroid TV端末『Rokid Station』発表、Rokid Maxとセット割引の予約受付開始
  • ARグラス向けAndroid TV端末『Rokid Station』発表、Rokid Maxとセット割引の予約受付開始
  • ARグラス向けAndroid TV端末『Rokid Station』発表、Rokid Maxとセット割引の予約受付開始

ARグラスのRokidが、最新モデル Rokid Max と併用する手持ちAndroid TV端末 Rokid Station を発表しました。

Rokid Max ARグラスはいわゆるサングラス型ディスプレイで、掛ければ『6m先に215インチ』の大画面が浮かんで見える製品。XREAL Air や VITURE Oneと同じジャンルです (視野角50度、片目1920 x 1080、120Hz)。

Rokid Stationは古の iPod や音楽プレーヤーのような、大きな物理ボタンを備えた手の中サイズのポータブル端末。

Googleから正式に Android TVの認証を受けており、YouTubeやDisney+、Amazon Prime VideoやU-NEXT等々の動画サービスを始め、Google Play配信の様々なアプリが動きます。

単体でバッテリー駆動しWiFi / Bluetooth接続を備えるため、AndroidやPCから無線で映像をキャストしてRokid Maxで見るワイヤレスアダプタとしても利用可能

一部のゲームアプリは直接動かせるほか、各社のリモートプレイアプリやクラウドゲームアプリを使い、コントローラをBluetooth接続してどこでも大画面ゲーム部屋にする使い方も。

あるいはウェブブラウザやプロダクティビティアプリを入れて、Rokid Stationに直接Bluetoothでキーボード・マウス等を接続すれば、外部のPCやスマホがなくても単体で簡単な作業をするお仕事端末としても利用できます。

Rokid Maxのようなサングラス型ディスプレイは、USB-C有線接続(DP Alt Mode)で多くのAndroidスマートフォンやPC、iPadに接続して使える点が大きな魅力です (USB-C非対応の iPhoneは直接つながらないため、変換するかキャストするかの手間がかかりますが)。

主な用途である動画の視聴には、すでに持ち歩いている場合も多く、通信機能でストリーミングサービスにつながるAndroidスマートフォンがケーブル一本で手軽に使えます。しかし「ARグラスの画面を見つつ、触感のないタッチ操作は難しい」「スマホUIはそもそも小さな画面向けで、大画面に向いていない」という問題があり、テレビで視聴するほど快適ではありません。

Rokid Stationはこうした問題に対して「大画面とリモコン操作で映像視聴」を主目的に作られたAndroid TVを、リモコン型の単体ポータブル端末として提供するソリューションです。

主な仕様は64bitクアッドコアARMプロセッサ、2GB RAM、32GBストレージ、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0など。5000mAhバッテリーを搭載して約5時間駆動するほか、18W急速充電にも対応します。

接続端子は、意外なことにマイクロHDMI出力とUSB-C入力。マイクロHDMI to USB-Cケーブルが付属しており、そちらでRokid Maxに接続しつつ、USB-Cで電源供給もできる仕組みです。

Rokid Stationの価格は2万1990円。Rokid Max ARグラス(6万8800円)とセットで購入すると3800円オフ8万6990円になる期間限定キャンペーンも実施しています。出荷は8月後半より順次。

販売中の Rokid Max ARグラスのほうは、基本的には XREAL Air や VITURE Oneとほぼ同じ構造で、USB-Cケーブル直結やヘッドホン・マイクを兼ねる点も共通ではありますが、視野角が50度と広く、競合より画面が一回り大きく迫力があることが魅力。

(サングラス型ディスプレイ界隈は「何メートル先に何インチ相当の大画面!」の表現で大画面をアピールせざるを得ず、時には肝心の「何メートル先で」部分が消えて単なる「130インチ!」「こっちは200インチ!」と空しい競争に陥っていることも往々にしてあります。

しかし目の前にスマホをかざせば映画館のスクリーンさえ隠れることで分かるように、大事なのは「視界に占める画面の割合」≒視野角。何百インチだろうが遠ければ視界の中では小さく、50インチでも近くで見れば大画面です。)

Rokid Maxは視野角が50度と広く迫力が増したぶん、ピクセルがやや粗く見えますが、画素数自体は1920 x 1080フルHDで競合と変わりません。現実のディスプレイも近づけば細部まで見えるのと同じ。

そのほかの特徴は120Hzリフレッシュレートに対応すること、両レンズ上のダイヤルで0.00D~ -6.00Dまで視度調整ができ、ある程度の近視でもインサートレンズなしでくっきり見えること、ステレオ3D対応、ソニー製マイクロOLEDディスプレイで sRGB 106%色域、コントラスト比10万:1、最大600ニト相当の輝度など。

仕組み上、ディスプレイ表面に映り込む外の光が少ないため、表示は眩しいほど鮮やか。ただしレンズが透過する仕組み上、明るい場所では暗部に前方の光が貫通するため、コントラスト比は理想的な状況の数字です。

同じ仕組みの他社製サングラス型ディスプレイとは、レンズ部の厚みも含めて非常によく似ています。しかしRokidはこうしたメガネ型ディスプレイを業務用含めて数世代にわたり開発してきたこともあり、ハードウェア的には一段洗練された印象があります。たとえばハーフミラー部分とアウターレンズが一体化した構造など。

Rokid Stationについていえば、なにより正式なAndroid TV端末であるためテレビと同じGoogle PlayアプリやGoogleアシスタント音声操作がそのまま使える安心感、そしてプロセッサや排熱に余裕があるためかサクサクとした動作も魅力です。

Rokid Station – ストリーミング ボックス販売 – ストリーミングの利用を再定義 - Rokid (Japan)



《Ittousai》
Ittousai

テクノエッジ編集長。火元責任者兼任 @Ittousai_ej

特集

BECOME A MEMBER

テクノエッジ友の会に登録しませんか?

今週の記事をまとめてチェックできるニュースレターを配信中。会員限定の独自コンテンツのほか、イベント案内なども優先的にお届けします。