Mac用「Appleシリコン入ってる」ホログラムステッカー、「M2 Inside」など全7種類

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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Mac用「Appleシリコン入ってる」ホログラムステッカー、「M2 Inside」など全7種類
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最近のアップル製品は極力ムダをそぎ落とすミニマルデザインを採用する傾向にあり、筐体に搭載チップ名を刻印したりシールを貼ることはありません。今なお一部のインテルチップ搭載PCに貼られる「Intel Inside」系のステッカーとは、ある意味もっとも遠いところにあります。

が、なぜか海外サイトInsidestcikerは、Appleシリコン(独自開発プロセッサ)Macに「M2 Inside」など搭載プロセッサー名を貼り付けるホログラム・ステッカー全7種類を販売しています。

これはデザイナーのVinoth Ragunathan氏が、アップルのM1およびM2シリーズをステッカー上に再現したもの。それぞれプロセッサごとに、異なる色合いが着けられています。

このAppleシリコンInsideステッカーは相当な人気になっており、M1 Proバージョンは450枚以上も売れたベストセラーになっているそうです。

一般的にMacは数年越しに似たデザインを採用し続ける傾向があり、たとえば14/16インチMacBook Proの2021年モデルと2022年モデルは世代の異なるプロセッサを搭載しているものの、外から分かるようには誇示していません。このステッカーがあれば、同じデザインでも上位チップを載せているとインテル風にアピールできます。

ちなみに「Intel Inside」の原点は、1990年代に日本でも行われた「インテル入ってる(Intel Inside)」キャンペーンでした。あのシールも、インテルがブランドイメージを広めるため、PCメーカー各社に広告費の補助金を出す代わりに貼ってもらったものです。

かつてアップル製品にも「Power PC」が刻印されていましたが、故スティーブ・ジョブズ氏が同社に復帰して以降、搭載プロセッサの刻印やステッカーはなくなりました。Macがインテル製チップを採用した際も、ジョブズ氏は「それは誰もが知ってることだから」としてステッカーなんて要らないと語っていました。

つまりAppleシリコン入ってるステッカーは、1つには「わざわざアップル製チップ搭載とアピールする理由がない」、もう1つは「アップル製品の理念に反しかねない」という二重の意味で、ひねくれたセンスのユーモアです。

日本からも購入でき、1枚なら900円、3枚セットなら割引価格の2100円。ただし、別途送料がかかるため(東京都であれば+400円)、詳しくはInsidestickerにお問い合わせください。


《Kiyoshi Tane》
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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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