iPadOS 16とmacOS Venturaは10月25日配信。新MacBook ProやMac miniは11月?

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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アップルがついに、次期システムソフトウェア「iPadOS 16」と「macOS Ventura」を10月25日(日本時間)に正式リリースすることを発表しました。

このうち前者は、9月にiOS 16が一般公開された際に、諸々の事情から見送られたいきさつがあり、最初の公開バージョンは「iPadOS 16.1」からとなります。

iPadOS 16.1はiPad Pro(全モデル)、iPad Air(第3世代以降)、iPad(第5世代以降)、iPad mini(第5世代以降)に対応。また、発表されたばかりのiPad Pro(2022)や第10世代iPadには出荷時から入っています。

かたやmacOS Venturaは、もっぱら2017年以降に発売されたMacに対応しており、2013~2016年発売の旧機種はほぼアップデート対象外とされています。

まず新型iPadが発表され、翌週に発売を控えるタイミングでiPadOS 16.1が出るという展開は、まさにBloombergのMark Gurman記者が予想した通りです。

25日に新OSリリース、26日に新型iPadが店頭に並ぶことになり、週末の2022年第4四半期業績発表にはアップル幹部も株主もゆとりある気持ちで臨めそうです。

なぜiPadOS 16配信がiOS 16より1ヶ月以上遅れたかといえば、新たなマルチタスク機能「ステージマネージャ」が不調だったから、との説もあります。

複数のウィンドウを重ねたりサイズを変更でき、iPadが初めて外付けディスプレイを活用できる待望の機能のはずが、3~4個アプリを開けば数分ごとにクラッシュ、UIが崩れるなど評判が散々でした。

もっともアップルの公式声明では「今年はiPadOSにとって大きな年」であり、今後は「(iOSとは別の)独自のスケジュールで提供する柔軟性を持つ」とされており、バグと関係なく品質に妥協がないだけかもしれません。

iPadOS 16のアップデート内容はこちら、macOS Venturaはこちらからご確認ください。

どちらもメッセージアプリが強化(送った直後のメッセージ編集や最近の送信を取り消し)、メールアプリの検索機能が進化、Safariがパスキー対応、ホームアプリが再設計、ゲームパッド対応が改善したりと、多くの点が共通した内容となっています。

またmacOS Ventura独自としては、「iPhoneをMacのカメラにする」連係カメラが注目を集めています。

新macOSがリリースされても、10月内に次期Macが登場する可能性は薄く、そちらは11月になると見られています

2019年には初代16インチMacBook Pro、2020年には初のM1チップ搭載Macなど、ここ数年は「11月に新型Mac」の前例が多いことは確かで(2021年の14/16インチMacBook Proは10月でしたが)一定の説得力はありそうです。

一応、次期Macのラインナップ予想をおさらいしておくと次の通りです。

  • Mac miniのM2および「M2 Pro」モデル

  • 「M2 Pro」と「M2 Max」チップ版の14インチと16インチMacBook Pro

11インチ/12.9インチiPad Pro(2022)は予想されていたMagSafe充電もなく、M2チップ以外は先代とほとんど変化がありませんでしたが、次期MacBook ProやMac miniも驚くほど現行モデルとソックリになりそうです。



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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)


《Kiyoshi Tane》
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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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