華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)は2026年5月21日、完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 5」を国内で発売しました。
グレー・ゴールド・レザーブルーの3色展開で、グレーとゴールドの市場想定価格は29,480円(税込)、ケースに合成皮革を採用したレザーブルーは31,680円(税込)。
「FreeBuds Pro」シリーズは、ファーウェイのイヤホンで最上位にあたる製品。新製品の「FreeBuds Pro 5」は、世界で初めてデュアルドライバー構成をノイズキャンセルに活用したというアクティブノイズキャンセリング(ANC)の大幅強化と、シリーズ初の空間オーディオ対応が主な進化点です。
ANC性能は前モデル比で約2.2倍と表現しており、ドライバの改良による音質(低音は10Hzから)、AIノイズキャンセルによる通話品質、さらに軽く小さくなった装着感のいずれも底上げされた総合的なアップデートモデルといえます。

初採用の特別カラー「レザーブルー」は、ケースに微細な凹凸のある合成皮革を採用。イヤホンのケースは持ち歩いて頻繁に手にするため細かなキズや汚れが気になることも多く、各社が素材を工夫したりケースを用意するなど対策を講じていますが、レザーブルーはヴィーガンレザー素材で覆うことで手触りやグリップ感もよく、落ち着いた印象です。
■デュアルドライバーANCと高音質機能
▲前モデル比2.2倍のノイズキャンセリング性能
「HUAWEI FreeBuds Pro 5」は、高音域と低音域それぞれに独立した専用ドライバーを持つデュアルドライバー構成を採用しています。MIMO(Multiple Input Multiple Output)AIセンシングモデルと組み合わせることで、平均約29dBのフルレンジノイズキャンセリングを実現。
前モデル「HUAWEI FreeBuds Pro 4」比で約220%(約2.2倍)の性能向上としています(ファーウェイラボのテスト結果による)。1秒間に最大400,000回のノイズ処理を行うとされており、飛行機や電車など騒音の多い環境での使用を想定した設計です。

▲LDAC・ハイレゾ対応、Proシリーズ初の空間オーディオ
音響システムには、デュアルDSP(Digital Signal Processor)とデュアルDAC(Digital to Analog Converter)を搭載。中低音域を担当する「ウルトラリニア・デュアルマグネットドライバー」と、高音域を担当する「超薄型マイクロ振動板ドライバー」の2ドライバー構成で、10Hzから48kHzの周波数帯域に対応します。
LDACコーデックに対応し、ハイレゾオーディオおよびファーウェイ系ハイレゾワイヤレスHWAの2つの認証を取得しています。

ハイレゾ対応コーデックとしてはL2HCにも対応。ただしファーウェイ独自に近く採用メーカーは少ないため、ファーウェイのスマホを使っていない限り、L2HCで接続できるのはファーウェイ タブレットなど一部の端末に限られます。
Proシリーズとして初めて空間オーディオを搭載し、ヘッドモーションセンサーによるヘッドトラッキングにも対応。専用アプリ「HUAWEI Audio Connect」からオン・オフや設定変更が可能です。

▲通話品質と接続安定性の向上
トリプルマイクと骨伝導VPUセンサーを組み合わせ、マルチチャンネルディープニューラルネットワーク(DNN)アルゴリズムにより通話ノイズを低減します。約100dBの騒音環境や風速約10m/sの強風下でも、相手にクリアな音声を届けられるとしています(ファーウェイラボのテスト結果による)。
オーバルアンテナの採用により、イヤホン1台あたりの耐干渉性が約2倍、通信距離が約38%向上したとしています。マルチポイント接続に対応し、スマートフォンやパソコンなど2台のデバイスに同時接続できます。
▲軽量・コンパクト設計とバッテリー性能
イヤホン単体の重量は約5.5gで、前モデルから約6%軽量化、サイズも約7.5%小型化されています。IP57の防塵防滴性能を備えており(充電ケースは対象外)、汗や水滴への耐性があります。
バッテリーはANCオフ時でイヤホン単体最大9時間、ANCオン時は最大6時間の連続再生が可能で、充電ケース併用で最大38時間使用できます。
急速充電にも対応しており、10分間の充電で約4時間の音楽再生が可能です(バッテリー駆動時間はファーウェイラボのテスト結果による)。
■5月21日より発売、量販店・ECサイトで購入可能
▲グレー・ゴールドは29,480円、レザーブルーは31,680円で同日発売
「HUAWEI FreeBuds Pro 5」は2026年5月21日より販売中。

Google や Apple製品のようにモバイル機器エコシステムと紐づいた独自機能が(国内では)少ない点はありますが、ワイヤレスイヤホン製品のなかでもトップクラスのノイキャン性能、前モデル比で特に中低音域が大きく向上した音質など、実売3万円以下クラスとは思えない製品です。












