■ Togetherモードが6月30日に終了、Gallery viewへ統合
Microsoftは、ビデオ会議ツール「Microsoft Teams」において、参加者が仮想の共有空間に並んで表示される「Togetherモード」を2025年6月30日をもって廃止すると発表しました。同機能の役割は、最大49人の参加者を一画面に表示できる「Gallery view」が引き継ぎます。発表はTeamsチームのプロダクトマネージャー、Katarina Tranker氏が行いました。

■ 「選択肢の多さ」が逆に課題に、開発を映像品質へ集中
Teamsはこれまで、Gallery、Large Gallery、Togetherモード、ダイナミックビューなど複数のレイアウトを提供してきました。しかし同社によれば、選択肢が増えすぎることでユーザーの認知負荷が高まり、デスクトップ・Web・モバイル・Teams Roomsにまたがる実装の複雑さも増していたとしています。
つまり、「便利なはずの多機能化」が、かえって体験の一貫性を損ない、開発コストを押し上げていたわけです。今回の統合はその整理であり、浮いたリソースをスーパーレゾリューション、ノイズ除去、色精度向上といった映像品質の根本的な改善に充てるとしています。Togetherモードが登場した当初の目的、すなわち「会議で重要な人物の顔をしっかり見る」というニーズは、現在のGallery viewで十分に満たせると同社は説明しています。
■ 廃止される機能と代替手段の詳細
▲ 廃止される機能
・Togetherモードのトグルスイッチが会議の「表示」メニューから削除される
・カスタムシーンおよびシーン内の座席割り当て機能も同時に廃止される
▲ 代替として利用できる機能
・Gallery view(最大49人の参加者タイルを表示、デバイス性能に応じてタイル数とサイズを自動調整)
・ピン留め機能(特定の発言者を常時表示)
・スポットライト機能(プレゼンターへの注目を集める)
・ブランド背景(フロストガラスオプションを含む組織提供の背景画像)
・デュアルディスプレイ対応(参加者映像と共有コンテンツの同時表示)
▲ 管理者向けの対応
・Teams Admin Centerを通じて、組織全体にブランド背景を展開・適用することが可能
▲ Gallery viewの技術的な特徴
・デバイスの処理能力に応じて参加者タイルの数とサイズを自動スケーリング
・フレームレートの安定化と会議品質の維持を目的とした設計
・クライアント最適化レンダリングによる高品質・安定した映像を提供するとしている
■ 6月30日以降に段階的展開、Targeted Releaseユーザーは早期に変更を確認
Togetherモードの廃止はTeams標準のセーフデプロイメントプロセスに従い、各プラットフォームで段階的に展開されます。Targeted ReleaseまたはPublic Previewのユーザーは、6月30日より前に変更が適用される場合があります。展開タイミングの詳細はMicrosoft 365 Message Centerで確認できます。価格変更などの情報は現時点では発表されていません。
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