俺のAIクローンと歌い比べてみた結果。Suno v5.5に自分の歌声を登録して自由に歌わせられる「Voice」登場(CloseBox)

テクノロジー AI
松尾公也

テクノエッジ編集部 シニアエディター / コミュニティストラテジスト @mazzo

特集

Sunoがバージョン5.5になりました。モデルが新しくなって音質が良くなったのとは別に、いくつかの新機能や変更があります。その中で最大のものが、「Voice」の登場です。

Voiceは以前からあったPersona(ペルソナ)を名称変更したものなのですが、大きな機能追加があります。それは、ユーザーが自分の歌声を登録できること。

ペルソナでも歌声を登録できたのですが、それはSunoの中で生成した楽曲で歌っている声に限定されていました。自分や他人の歌声を登録することはできなかったのです。

Voiceで、自分の歌声だけでなく、他の歌手も自由に登録できたら、とは誰しも思うことでしょう。しかし、それを許容してしまえば有名歌手に歌わせ放題となってしまい、音楽業界から完全に敵認定されてしまいます(今以上に)。そのため、Voiceの歌声登録では厳密な防護策が施されています。

「自分の歌声」をその場で録音するかアップロード、またはSunoのライブラリから指定すると、その歌声が本人のものかどうかを検証されます。

やり方は、マイクに向かって、指定されたフレーズを読み上げること。このフレーズは英語でも日本語でもよくて、言語は指定できます。

フレーズはランダムなので、あらかじめ用意していくことができません。そして、17秒くらいで読み終わらないと時間切れとなります。

これはあなたの歌声でOKとVerificationが終わると、自分の歌唱についての自己評価を問われます。

自己評価はスキップすることもでき、その評価がVoiceとしての歌唱力に反映されるわけではなさそうです(3回別の自己評価で試してみた)。

Voiceが再現する自分の声と、自分自身の歌声がどのくらい違うのか、比較してみました。AIの歌い方をできるだけ自分から寄せていく方式。

最初のAメロとサビのところまで(52秒あたり)、AIと自分が交互に歌い、ところどころユニゾンしたりハモったりといった具合に。さすがに相性が良くて、ダブルトラッキングしたり本人コーラス重ねていった感じになります。

Voiceの方が声のつぶしかたとか歌いまわしがさすがに上手いですね。本人の方が線が細いのは明らか。途中からはもう模倣すらやる気にならないほど歌唱力の差は歴然。ここまで歌える人間の歌手はどのくらいいるでしょうか、といった熟練シンガーっぷり。完全に降参です。

昨晩、自分はXにこんな投稿をして、ちょっとバズっていました(Suno v5.5が翌日出てくるとは知らずに)。

少なくともボーカルに関しては、生成AIの歌手の方が99%の歌手よりも上手いし感情を込めた歌唱ができると思ってる。もう勝負にならないレベルで

勝負にならないレベルでした。ほんとに。
でも曲はとてもお気に入り。

《松尾公也》

松尾公也

テクノエッジ編集部 シニアエディター / コミュニティストラテジスト @mazzo

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