Pixel Watchのバンド、今日はどれでいく? 純正・サードパーティの構造別お買い物ガイド(Google Tales)

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佐藤由紀子

IT系海外速報を書いたり、翻訳を請け負ったりしています。初めてのスマートフォンはHTC Desire。その後はNexus 5からずっとGoogleさんオリジナルモデルを使っています。

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初代Pixel Watchの発売から3年。バンドの留め金部分を本体の穴にスライドさせてかちっと留める、独特の機構はずっと変わらないので、気づいたら正規モデル4本、サードパーティ製4本の計8本のバンドを購入していました。外出先や気分に合わせて着替えています。

▲今日はどのバンドにするかな?(イラスト:ばじぃ

ぶっちゃけ、未だにこの機構には慣れませんが、純正品であればしっかりはまるので安心感があります。

ちなみに、Pixel Watchを買うと、必ずシリコンの「アクティブバンド」(別売だと7800円)が1本ついてきます。ですが、シリコンはなんとなく肌触りが苦手なので、初代でちょっと使ってみた後は、箱から出してもいません。色はきれいなんですけどね。

▲本体に必ず1つ付いてくるアクティブバンド

ブラックフライデーも近いので、実際に使ってみた上での日常使いバンドについてつらつら書いていきます。

やっぱり純正が安心

Pixel Watch登場から1年も経つと、アマゾンなどでサードパーティ製バンドがいろいろ出てきました。レインボーカラーなどのカラフルなものや、純正品にはないステッチ入り革バンドは魅力的。なので4本買ったのですが、そのうち2本はお蔵入りです。

なぜなら、「かちっ」とならなかったからです。レビューにも「ちゃんとはまらなかった」と書かれていることが多いので、買うときは博打感覚です。

初めて買ったサードパーティ製バンドは、ピンクとシルバーの2本セットで1599円と大変お安いもの。マジックテープのループ式装着方法と淡いピンクに惹かれたのですが、このピンクの方、ちゃんとはまりませんでした。「これ以上無理やり押したら本体に傷がつくな」というスリル満点。シルバーの方は「かちっ」といけたので、今でもたまに使っています。

▲サードパーティ製バンド。1本800円くらいと失敗しても諦められるお値段でした

その点、純正はさすがにちゃんとチェックしているらしく、購入した4本ともすべて快適に「かちっ」となります。

サードパーティに浮気するのは楽しいですが、「かちっ」ができなければ無理せず御蔵入りにするのがいいと思います。本体に傷がついちゃったら悲しいので。

バンド選びの基本

スマートウォッチは時間を確認するだけでなく、手首から体のいろいろな情報を集めてくれるので、皮膚にしっかり密着するように装着したいものです。

ストレッチ式以外は、ある程度長さを調整できますが、自分の手首周りのサイズは把握しておきましょう。

そこら辺にある紐を手首のくるぶしのすぐ上に巻いてみて、1周したところに印をつけて定規に当てるのが簡単です。

私は140mmなので、純正「ストレッチバンド」(9800円)のXS(135~154 mm)がちょうど良かったです。

▲純正の留め金なしポリエステルゴムバンド「ストレッチバンド」


でも、2年くらい愛用していたところ、ちょっと伸びてしまいました。

▲びろ~ん

留め金がないので就寝時のストレスが一番少なくて気に入っていたんですが、これでは使えません。引退してもらいました。

留め具の種類と特徴

本体とバンドの接続方法は「かちっ」のスライド式一択ですが、手首にはめる方法はいくつかあります。

マジックテープのループ式

前述のサードパーティ性淡いピンクのや、Pixel Watch 4と同時に発売された純正の「パフォーマンスループバンド」(9800円)がこのタイプ。長さを無段階で調整できるので、無理なくフィットさせたい人にお勧めです。

▲純正のパフォーマンスループバンド


バックル式(尾錠)

純正の「ウーブンバンド」(9800円)がこのタイプ。

▲純正ウーブンバンドはバックル式

数ミリ単位で長さを調整できるのと、パチンと留める手応えが気持ちいいです。

▲長さ調整が簡単なウーブンバンド

▲パチンとはめるのが気持ちいい

マグネット式

磁石で留めるタイプです。純正には今のところないですが、私が持っている革ベルトがこれで、最初に長さをしっかり調整しておけば、バックルより力不要でストレスなく装着できます。

▲マグネット式のレザーバンド。買ったときは1300円くらいだった

▲マグネット部分

ピン&タック式

本体付属のアクティブバンドのように、ピンを穴に差し込んで余った部分をバンドに収納するタイプ。昔の革バンドの腕時計はこのタイプが多かったと思います。

革バンドが多少伸びても、手首が痩せて細くなっちゃっても、穴の位置である程度調整できるのがメリットですかね。

ストレッチ式

前述のびろ~んとなっちゃった純正の「ストレッチバンド」やシュシュバンドなどです。装着は一番楽ですが、構造的にそのうちびろ~んとなるのは仕方ないことかもしれません。

▲シアーシュシュバンド

クラスプ式(コマ調整)

昔お父さんがつけていた銀色の腕時計とかのような、パチンと留める、折りたたみ式タイプです。純正の「メタルスリムバンド」(2万5300円)は、三つ折れ式のフォールディングクラスプです。

▲純正の「メタルスリムバンド」

フォーマルな場にしていけるバンドが1つは欲しいなと思って買いました。黒なのでお葬式とかでも大丈夫。

コマを抜くことで一度サイズを合わせてしまえば、あとはこれもパチンと折りたたむだけ。私の場合は6個抜きました。それでもぴったりにはならなくて、あと、メタルはヒヤッとするので、就寝時などには使っていません。クラスプを開くのに結構力がいりますが、これには個体差があるかもしれません。

▲一見、どこで広げるのか分からないのはおしゃれではあるけど、自分でもわからなくなることがあります

いろいろ着替えるのが楽しい

Googleストアのブラックフライデーセールは12月3日まで。この期間、Pixel Watch 3を下取りに出すとPixel Watch 4が3万3000円で買えるかもしれないそうです。アクセサリー類の値引きはないみたいですが、この機会に純正バンドも一緒に買うというのはいいかもしれません。

Pixel Watchはウォッチフェイスも気軽にデザインを変えられるので、ベルトと一緒に着替えたりするのも、結構楽しいです。

▲服の色に合わせたり、おとなしめのフェイスにしたり

《佐藤由紀子》

佐藤由紀子

IT系海外速報を書いたり、翻訳を請け負ったりしています。初めてのスマートフォンはHTC Desire。その後はNexus 5からずっとGoogleさんオリジナルモデルを使っています。

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