元アップルのデザイナー、ジョナサン・アイヴとバルミューダがコラボ「Sailing Lantern」を発表

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矢崎飛鳥(ACCN)

テクノエッジ編集長。Wikiの「スマートフォン」ページに略称“スマホ”考案者として記述あり。週一以上ライブへ通う音楽好き。ヨボヨボのハタチ

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元アップルのチーフデザイナー、ジョナサン・アイヴ氏が率いるデザイン会社LoveFromは、日本の家電メーカー、バルミューダと共同でランタン型の照明「Sailing Lantern」を発表しました。

全世界で1000台限定、価格は4800ドル(約72万円)ですが、日本では55万円で販売します(地元割?)。10月下旬より予約受付を開始。

Sailing Lanternは、その名のとおり「航海」がテーマとなっています。ジョニー自身がヨットで使える灯りを探していたことをきっかけに、プロジェクトが始動。「海の上という過酷な環境でも使え、なおかつ美しい道具が欲しかった」と語っていることから、同氏からのアプローチだったことがうかがえます。

デザインは灯台に使われていたフレネルランプを思わせる外観ながら、懐古的にならないよう注意深く設計されています。フレームには磨き上げられたステンレススチール、中心部には質感あるガラスモジュールを採用し、約1.5kgのずっしりとした重みがあります。

▲花びらのような形状のダイヤルで点灯・消灯・調光を行う

LEDの発光は赤から白へと滑らかに変化、消灯時もふっと光が消えるのではなく、ろうそくの火のようにゆっくりと暗くなっていきます。「照明の操作そのものが体験になる」というのは、バルミューダのランタン本来の設計思想でもあります。

耐候性のあるストラップやステンレスの留め具に至るまで高級素材を惜しまず使用。塩分や油分、紫外線に強く、さらに「使い込まれて味が出る」ことを前提に作り込まれています。

両社にとって、これは「誰と、どう作るか」を重視したプロジェクトだったといいます。時間をかけて練られた設計と、細部に宿る触感の追求──iPhoneのもう1人の父ともいえる人物の“現在地”が垣間見える製品とも言えるのではないでしょうか。

お値段はiPhone数台分ですが、灯りのエモさはプライスレス。何より、末永く使えると思います。

《矢崎飛鳥(ACCN)》

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