XREAL がサングラス型ディスプレイ XREAL Air を史上最安値の2万9980円でセール販売中です。
4月1日までの期間限定・数量限定で販売中の「XREAL Air福袋」は、いわゆるARグラスのXREAL Air 本体と、Ankerの完全ワイヤレスイヤホンまたはUSB-C充電器+ケーブルのどちらかがセットになった商品。
どちらが届くかは分からないため「福袋」となっていますが、要はXREAL Air 本体がこれまででもっとも安いセール価格で購入でき、オマケがついてきます。
(正確にいえば、以前は旧ブランド品がもう少し安くセールしていたことがありますが、返品交換の整備品で、かなり少ない数量でした)


いまとなっては旧商品の初代 XREAL Air ではありますが、USB-Cケーブル一本でスマホやPC等に直結する点、1920 x 1080フルHD解像度・最大120Hzの映像が目の前に浮かんで見える基本は 最新モデルの XREAL One でも同じ。
メガネケースで運べてデスク不要のディスプレイとして、出先のPC作業やスマホ動画視聴に使うのであれば十分役立つため、これまで「ARグラス」に興味はありつつ手を出していなかった人のお試しには良い機会です。
最新のXREAL One で改良された主な点は、たとえば
画面の明るさや発色、音質が向上。(最新のXREAL One は初代比で50%明るい)
画面がやや広い(視野角で50度と46度の差)
電子調光フィルム搭載 (外側のレンズ部分の濃さを電気的に変更。ARグラス製品は向こう側が透けて見えるため、明るい場所でも映像が見やすくなる)
独自プロセッサ XREAL X1搭載。メガネ内部で映像を調整できるようになったため、たとえば仮想画面を空中に固定するモード、左右に見渡せるウルトラワイドモードなどで遅延が少なく自然に見える。
圧倒的な進化ではありますが、 逆にいえば
映像によるものの、画面は初代でも視認性が高い。明かりを落とした場所では眩しく輝度を下げるほど
電子調光は便利なものの、自宅など安全な場所なら、付属のプラスチック製シェードを嵌めれば物理的に遮光100%
見た目の画面の広さの差は、1.5mほど先に置いてある46インチテレビと50インチテレビの差くらい。掛け比べれば広くなったと実感するものの、どちらも視界を覆うサイズではない。
といった具合で、自分の使い方で必要か、トレードオフを受け入れられるかを割り切れれば十分使えます。

本体の重さもほぼ変わらず(初代は79g、バランスが改善したOneは82g)。新型はややすっきりしたデザインになったものの、内側に斜めのレンズがあり、目から浮いた装着感になる光学系も初代からOneまで共通です。
視力補正についても、どちらも後づけの補正レンズを装着するかたち。
最大の差はX1チップの内蔵ですが、これは現時点では主にヘッドトラッキングを使った映像の固定、揺れ軽減、左右に見渡すウルトラワイドモードなどで効いてくる差です。
(従来はカメラのセンサ情報をスマホに送り、スマホ側で映像を加工して送っていたため、わずかな遅延が発生していた)
ただこれも、ヘッドトラッキングを使わず、表示位置の補正をしないモード(頭を動かせば画面もそのままついてくる)で問題なければ、そもそも遅延を意識することがありません。
スマホを併用すれば、Oneほどの低遅延ではないものの固定モード等を選ぶことはできます。
最新型のXREAL One は6万9980円。大人気で品薄が続く製品ですが、視野角が57度とさらに広い上位モデル XREAL One Pro も海外ではすでに販売されており、供給が安定すれば国内にも入るはず。
人気の XREAL One を予約して届くのを待つか、さらに上位のXREAL One Pro 国内発売がいつ頃になるのか見守るか悩ましいところですが、まずは自分にとって何が必要か知るために、初代を格安のセール価格でとりあえず買って考えるのも悪くはありません。