日本XREALが、ARグラスの新製品 XREAL One Pro を国内向けに発表しました。
XREAL One Pro は、独自の「空間コンピューティングチップ」X1内蔵や6DoF用カメラ対応など設計を刷新した新世代シリーズ XREAL One の上位モデル。

最大の差は、独自の光学系「X Prism」を採用して画面が約38%広くなったこと。FOV (Field of View、視野角)は57度。

見た目の画面も大きくなった一方、X Prism は従来のバードバス工学系よりも薄く、44%軽量化しました。
ほか、従来モデルでは課題だった真下や側面からの光の侵入と映り込みも大きく改善しています。

主な仕様は、XREAL One と同じ(初代のnrealとも同じ) 1920 x 1080 フルHD解像度、ソニー製0.55インチ マイクロOLEDディスプレイ、最大120Hzリフレッシュレート、輝度700ニトなど。
オプションのカメラ / 6DoFセンサ XREAL Eye にも引き続き対応します。

光学系の刷新にともない、XREAL One Pro はユーザーの瞳孔間距離(IPD)によってMサイズとLサイズを用意します。
MサイズはIPD 57 - 66mm、LサイズはIPD 66 - 75mm。
価格は8万4980円、発売は7月24日。
7月2日午前11時から予約を受け付けます。

「画面は大きくなったのになんで相変わらずフルHDどまりなの?」について。国内発表に来日していた徐CEOによれば、基本的には「ディスプレイモジュールに依存するから」。
OLEDディスプレイを設計するソニーとはつい昨日もミーティングしていたように緊密に連携しており、次世代のARグラスに必要な要素から話し合っているとのこと。高解像度のARグラスが出るとしたら、真っ先にXREALが販売すると宣言しています。