Insta360 X4発表、8K対応の最上位360度カメラ。バッテリー駆動2時間超など大幅進歩

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Ittousai

テクノエッジ編集長。火元責任者兼任 @Ittousai_ej

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Insta360が、360度カメラの新製品 Insta360 X4を発表しました。

X4を購入 - 8K 360度アクションカメラ - Insta360 ストア

Insta360 X4は、人気の定番製品だったX3の後継となるフラッグシップモデル。

細長い本体の表裏にレンズを配したスタイルはそのまま、X3では最大5.7K30fpsだった360度撮影機能が、最大8K30fps / 5.7K60fps / 4K100fpsスローモーション対応など大幅に向上しました。

弱点だったバッテリー駆動時間も、X3の最長81分から135分へと67%延長しています。

そのほか、自慢の「見えない自撮り棒」で振り回すと発生しがちなレンズへのダメージについても、X3は貼り付ける粘着式レンズガードで対応していたところ、X4は最初から取外し可能な交換式レンズガードの設計に変更。

WiFi転送の速度がX3より58%高速化するなど、基本の撮影機能に加えてソフトウェアや使い勝手の点でも大きく進歩したモデルです。

カメラ部分の主な仕様は、1/2インチ撮像センサ、F1.9レンズ、35mm判換算6.7mmの表裏デュアル構成。

静止画の360度最大72MPは解像度としてはX3と変わりませんが、暗所のノイズ低減などに威力を発揮するカメラ内画像処理のPureShotが使えるようになりました。

無線は2.4GHz / 5GHz WiFi、802.11a/b/g/n/acおよびBluetooth 5.2。

X3から対応していたものの英語・中国語のみだった音声制御も日本語に対応したり、ジェスチャ操作も可能になるなど、Insta360の後発カメラ製品で導入した新機能を取り入れています。

X3でも可能だった外部機器からの操作では、AirPodsに加えてバイク乗り向けのSena, Cardo, Airide, Asmax, Lexinmotoに対応。

本体はやや長くスリムになり、ディスプレイはX3の2.29インチから2.5インチに変更。カバーガラスにはコーニングのゴリラガラスを採用します。

一方、重量はX3の180gから、やや重い203gへ。

価格は7万9800円から。従来のフラッグシップモデル X3は併売となり、価格とのバランスで最上位のX4かどちらか選ぶことになります。

X3は6万8000円のところ、公式ストアでは現在7480円引きセールの6万520円で販売中です。

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Insta360は360度カメラ、あるいはシングルレンズの超広角カメラ、アクションカメラとしての基本性能も優秀ですが、スマホアプリの充実や豊富な後処理・AI編集といった機能が大きな魅力。

360度で撮影できます。で?で終わりではなく、自撮り棒を振り回ししてバレットタイム風の360度「から」撮影動画を撮ったり、撮影済みの360度映像から特定の被写体をAI画像認識で追従したクリップを任意の画角で切り出したり、適当に撮ったクリップを指定すれば絶妙に編集して映える動画を完成させるなど、撮って遊んでが楽しめる点が出色です。

従来モデルX3の映像

エクストリームスポーツやサイクリング、アウトドアの行楽で使うと映えるのはもちろんですが、高解像度の超広角 / 360度で、とりあえず全部撮っておいて後から必要な部分を切り出す「後からカメラ」としても便利に使えます。

余談。セール込みの2万円差は悩ましいところですが、従来モデルのX3を選ぶ場合、粘着式レンズガードは必ず買っておくことをおすすめします。X3本体側のレンズガードは交換式ではないので、うっかり傷つけると別売りレンズガードよりはるかに高額な修理送りになります(なった🙋‍♂)。

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《Ittousai》
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