ロシア『ルナ25号』の墜落現場に小クレーター、NASAの探査機が発見。着陸予定地から約400kmの地点

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Munenori Taniguchi

Munenori Taniguchi

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NASA’s Goddard Space Flight Center/Arizona State University
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NASAの月周回探査機Lunar Reconnaissance Orbiter(LRO)が、8月19日に月面に衝突したとみられるロシアのルナ25号の衝突現場を発見しました。

ロシアが47年ぶりの月着陸を目指したルナ25号は、8月19日に軌道変更操作を失敗し、月面に衝突してしまいました。その後Roscosmosは8月21日にルナ25号が衝突したと目される地点を公表しており、その翌日よりNASAはLROのカメラを使ってその場所を探すようコマンドを送信していました。


そして8月24日、ちょうどLROがその地点に差し掛かったときに撮影された一連の画像のなかに、以前に撮影された2022年6月当時の画像には存在しなかった、直径約10mほどの小さなクレーターがあるのが発見されたとのことです。

このクレーターはルナ25号が予定していた着陸地点である南緯69.545度、東経43.544度のポイントから約400km離れた位置で、ポンテクーランクレーターの内縁部の急勾配になっている場所に見つかりました。LROチームは、これが隕石などの自然現象にほってできたものではなく、そのルナ25号ミッションからのものであると結論付けています。

ちなみに、ロシアがルナ25号を失った数日後、インドの宇宙機関ISROがチャンドラヤーン3号の着陸機ヴィクラムを、やはり月の南極付近に送り込み、着陸を成功させています。インドは2019年のチャンドラヤーン2号ミッションで、月面着陸を失敗しており、2度目のチャレンジでの成功でした。



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《Munenori Taniguchi》
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