新興ソーシャルプラットフォームの Bluesky Social が新規ユーザー登録を一時的に停止しました。
Blueskyはベータテスト中のため、新規登録には以前から招待コードが必要ですが、現在は招待コードがあっても登録できない状態になっています。
負荷の問題を解決できしだい、新規登録の受け付けを再開する予定です。
Bluesky はTwitterの創業者であり長くCEOを務めたジャック・ドーシー氏が支援する新しいソーシャルプラットフォーム。
開発中のため機能は少ないものの、使い方としては短文や写真投稿と Repost (リツイート)やLike、フォロー・フォロワー関係がある Twitter のようなサービスです。
違いはTwitterのように一社が管理するのではない、分散型の仕組み(プロトコル)を採用すること。実際にユーザーのデータを受け取って処理する「ホスティングプロバイダー」は誰でも運営でき、別々のプロバイダーに所属するユーザーをフォローしたりポストを読むことも、あとからプロバイダーを移ることもできる仕組みです(原則的には)。
Bluesky(法人)はこの分散型SNSの仕組みを実現するプロトコルであるATプロトコルを開発しており、その実証のためにみずからホスティングしているのが現在いわゆる Bluesky と呼ばれるサービスです。
日本時間で7月2日あたりから、Twitterではユーザーが読める(取得できる)ツイートの数を一時的に制限していました。
こちらの影響からか、Bluesky には同時期に記録的なトラフィックが集中しており、サービスが非常に重い状態になっていました。
Bluesky は招待制のベータテスト中で、プロトコルの拡充のため運用している段階ではありますが、Twitter で不具合やユーザーを制限する仕様変更が続くと、misskey や Mastodon等を含め、退避先や移住先として他サービスに登録する流れが加速しそうです。