生成AIの活用事例としてテレビ報道番組に出演しました。視聴者から寄せられた最大の疑問に答えます(CloseBox)

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松尾公也

テクノエッジ編集部 シニアエディター / コミュニティストラテジスト @mazzo

特集

生成AIの活用事例としてテレビ報道番組に出演しました。視聴者から寄せられた最大の疑問に答えます(CloseBox)
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この連載「CloseBox」では、10年前に他界した妻の歌声と姿をAIで再現する取り組みを何度か記事にしています。3月の第一回AIアートグランプリ受賞後、このテーマがマスコミの興味を惹いたらしく、テレビ、新聞、雑誌など何度か取材を受けています。


それが再びピークに達したのが先週。TBS「news23」とフジテレビ「Mr.サンデー」という2つのテレビ報道番組からそれぞれ自宅に取材が入り、筆者の活動をていねいに報じていただきました。

映像メディアではAIアートグランプリ受賞直後にNHK、その後はABEMA TVで紹介してもらったのですが、またなんかブームが来ている気がします。

その背景としては、生成(系)AIが一般的によく知られるようになったことがあるように思います。

マスメディアのターゲット層である普通の(テクノロジーのバックグラウンドが著しく高いわけではない)人たちに「生成AI」という言葉が認知されてきたことと、その事例を紹介する上でポジティブな要素を持つものがまだ少ない。そこに筆者の事例がうまくフィットしたのではないでしょうか。

先週放映された2つの番組は、どちらも筆者の自宅での作業風景とインタビューが含まれるものでしたが、それぞれ切り口が少しずつ違っていました。

news23では、故・ジョン・レノンが残した曲がAIの力を借りてビートルズの新曲として制作されているという話と、筆者が妻の遺したボーカルトラックからAIを使って新曲を制作しているストーリーを組み合わせたもの。


Mr.サンデーでは、AIグラビアの話から入り、筆者の歌声制作と画像生成を取り上げ、AIマッチングシステムの事例で終えるという形で、生成AIの今の姿を描き出しました。

どちらも筆者宅でおよそ3時間のインタビューと撮影を行い、バックグラウンドもきちんと理解された上で、短尺ではありますが、バランスよくていねいにまとめられています。しかも撮影から放映まで1日かそこらしかないタイトなスケジュールでありながら、よくぞここまでというくらいわかりやすくこちらの意図を伝えてくれています。もし視聴できる環境にあれば、ぜひ見ていただきたいと思います。

そのうち、news23については、現在YouTubeに全編が公開されています(Mr.サンデーもネット公開の機会があるようです)。ただし、ビートルズの楽曲を使っている関係上、公開期限が今週いっぱいとなっています。まだの方はぜひ。

公開が期限つきということは、そこに書き込まれたコメントも消えてしまうことになります。

そこでコメントを眺めていると、面白いことに気づきました。AIで故人を再現することに対してポジティブ、ネガティブそれぞれの意見があるのとは別な意見があることに。

215件のメッセージを簡単に分類してみると、こうなりました。

ポジティブ、感動:50
ネガティブ、否定:20
奥さんが美人:20
メガネが気になる:10
本人の歌が上手い:2

ポジティブ、ネガティブそれぞれ細分化すればできるのですが、そこはおいといて、「奥さんが美人、可愛い、アイドルみたい」という、コメントがネガティブなコメントと同じくらいあったのは夫としてうれしいですし、筆者が妻のAI生成音声のための仮歌をレコーディングしているところを「歌が上手い」と言及してくれているのには照れてしまいます(もっと褒めていいのよ)。

しかし、一番目を惹くのはこれでしょう。

「メガネが気になる」「変なメガネ」「メガネに思考が奪われる」「メガネどうなってるのかばかり気になる」「メガネ、耳に届いてないよ」「素晴らしい。けど、松尾さんのメガネどうなってるんすか。よく落ちないなと」

▲耳に届かない変なメガネ

では、その疑問への回答です。

耳に届かない変なメガネは何なのか?

これは、JINSのメガネフレーム「Short Temple(ショートテンプル)」というもの。テンプル部分が通常よりだいぶ短く、耳にかけずにそこだけで支えます。

そのため耳への負担が少なく、しかも軽量なので、かけ心地がとても良いのです。最近は軽量フレームが流行りですが、これは物理的な長さが短いので安価でありながら軽量というメリットがあります。重さは通常のフレームの3分の1の8グラムです。

筆者がShort Templeを使い始めたのは2018年6月。最初は「Short Temple Airframe」という商品名でした。このモデルはフレームを折りたたむことができなかったのですが、その後の改良版「SHORT TEMPLE」では可能になります。筆者はこちらは2021年と2022年にそれぞれ1個ずつ追加購入しています。

Short Templeのいいところは、多くのVRヘッドセットでメガネをつけたままで装着可能なこと。フレームが短いので、それができるのです。ヘッドフォンについても同様で、テンプルが耳よりも手前にあるので、ヘッドフォンのカップと干渉しないのです。

実は筆者が常用しているのは初代モデル。折り畳みはできないけど、これがしっくりくるんですよね。

そんなわけで、筆者がテレビ出演時に装着していたメガネは、Short Temple Airframeでした。最新モデルのSHORT TEMPLEは9900円(レンズ込み)で買えます。

生成AIとはまったく関係ありませんが、メガネ族にとって代替案の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

▲ヘッドフォンのカップに干渉しないので長時間のレコーディングにも耐えられる

おまけとして、最近バージョンアップした生成AIモデルを使った、妻のAI生成画像例をどうぞ。BRA(Beautiful Realistic Asians)5という、アジア(おそらく日中韓)の美人を学習に使った最近人気のAIモデルをベースに、妻の合計54枚の写真をMemeplexで学習させたものから生成しています。本物に相当近づいているのを実感しています。

実はもう1つ、やはり自宅で収録したテレビ番組放映が控えており、そちらでは画像生成について実演しています。

《松尾公也》

松尾公也

テクノエッジ編集部 シニアエディター / コミュニティストラテジスト @mazzo

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