MetaはAIアシスタント「Muse」を搭載した小型ハンドヘルドデバイス「Muse Charm」を発表しました。マーク・ザッカーバーグCEO自らが壇上でデモを披露し、スマートグラスを装着しない人がMuseと会話するための手段になるとしています。
「チャーム」と呼ばれるとおり、この製品はストラップでバッグや何かにぶら下げられるような、小ぶりなデバイスです。本体の指紋センサー部に触れれば、Museとリアルタイム音声会話を始めることができます。また、ディスプレイにはアニメーションするアバターが表示されます。

このアバターは変更可能で、ユーザーがアバターの個性や声をカスタマイズできるとのこと。ザッカーバーグ氏は「Museのリアルタイム音声・アバター機能を含む体験全体をキーホルダーサイズに収め、いつでも話しかけられる」と説明しています。
身につけるタイプの小型AIガジェットといえば、2024年に発売されたHumane Ai Pinがありました。ただ、同製品はメディアが好意的な評価をしていたものの、市場の反応は芳しいものではなく、翌2025年には販売終了となっています。
これに対し、Muse Charmは、Metaのスマートグラスと同じアシスタントが動作する点が強みと言えるかもしれません。デザイン面における「たまごっち」的な雰囲気が、若いユーザー層に受ける可能性もあります。とはいえ、Humaneの例を見ても、それが実際に発売されてみないことには、その使い勝手を消費者がどう評価するかはわかりません。
ザッカーバーグ氏は12月にMuse Charmを出荷する計画だと述べました。ただ、発表時点でMuse Charmのデザインなどは最終確定しておらず、これまでに製造されたユニット数も少数にとどまっているとのこと。価格や仕様詳細もまだ発表されていません。Metaは近日中に追加情報を公開するとしています。
今回のMeta Connectの発表では、Museがメインの話題として取り上げられました。Metaは、Museをユーザーの目標設定やアイデア共有に役立ち、バックグラウンドでタスク実行が可能なパーソナルAIエージェントと紹介しています。Museは基本無料ですが、追加の機能を有料のサブスクリプションで提供しています。ザッカーバーグ氏は将来的に、Museが購入を支援した商品の売買に対し、少額の手数料を徴収する可能性を示唆しています。



