Apple決算発表、iPhone 17好調で売上・純利益ともQ2過去最高を更新。メモリ高騰は第三四半期以降に影響拡大

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■ 3月期として過去最高の売上を達成

Appleが2026年度第2四半期(2026年3月28日終了)の決算を発表しました。iPhone 17の好調が牽引して、売上高は1,112億ドルで前年同期比17%増、純利益は295.8億ドル。いずれも市場予想を上回り、3月期として過去最高を記録しています。


■ iPhone 17とサービスが牽引、全地域で二桁成長

CEOのティム・クックは「すべての地域セグメントで二桁成長を達成し、3月期として過去最高の四半期となった」「iPhone 17ラインアップへの非常に強い需要によってiPhoneが3月期の売上記録を更新し、サービスもオールタイム記録を達成した」としています。

CFOのケヴァン・パレクは「製品・サービスへの継続的な強い需要により、主要製品カテゴリおよび地域セグメントのすべてにわたってアクティブデバイスのインストールベースが過去最高を更新した」と述べています。

▲ 製品カテゴリ別の売上内訳

・iPhone:569.94億ドル(前年同期488.41億ドル、約+17%)
・Mac:83.99億ドル(前年同期79.49億ドル)
・iPad:69.14億ドル(前年同期64.02億ドル)
・ウェアラブル・ホーム・アクセサリ:79.01億ドル(前年同期75.22億ドル)
・サービス:309.76億ドル(前年同期266.45億ドル、約+16%)

▲ 地域別売上内訳

・Americas:450.93億ドル
・Europe:280.55億ドル
・Greater China:204.97億ドル
・Japan:84.01億ドル
・Rest of Asia Pacific:91.38億ドル

■ 1,000億ドルの自社株買いと増配を承認

Appleの取締役会は、普通株1株あたり0.27ドルの現金配当を宣言しました。これは前年から4%の増配にあたります。配当は2026年5月14日に、2026年5月11日の営業終了時点の株主に対して支払われます。また取締役会は、最大1,000億ドルの自社株買いプログラムの追加承認も行いました。

2025年度第2四半期の売上高は954億ドル、EPSは1.65ドルでした。今四半期はそれぞれ17%、22%の増加となっており、利益の伸びが売上の伸びを上回っています。2026年度第1四半期も売上1,438億ドル(+16%)、EPS 2.84ドル(+19%)と好調だったため、上期通期でも高成長トレンドが継続している形です。

■ DRAM高騰・先端ノード奪い合いの影響は第三四半期以降に拡大

AIブームとデータセンター投資、広帯域メモリ需要に押されたDRAMの高騰やチップ不足は、各社が製品の値上げやラインナップ変更を迫られるなど大きな影響を与えています。

またTSMCなど半導体メーカーが、先端プロセスの生産設備を利益率の高いAI需要向けに割り当てることから、DRAM以外でもAシリーズ・Mシリーズプロセッサなどの調達にも影響が出ています。

こうした状況に対して、Appleは規模を活かしたチップの先行確保ができること、サプライヤーとの関係を比較的優位に維持できる立場、また高価格・高利益率の製品が多く、メモリのコストが割合としては小さいことで、他社ほどの影響は免れてきました。

しかしティム・クックは今回の決算説明で、第三四半期以降はメモリ価格の著しい上昇を予測しているとコメント。すでに第一四半期の時点でiPhoneの供給と売上に影響を与えていたという先端チップノードの制約も含めて、今後はAppleでさえもより大きな影響を受けることが予測されます。


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