Googleは、アップルと共同声明を発表し、アップル製品が搭載するAIアシスタント「Siri」や「Apple Intelligence」機能に対し、GoogleのGeminiモデルと、クラウドテクノロジーを基盤として搭載することを明らかにしました。
短い共同声明文のなかで、アップルは「慎重な評価を経て、Googleの技術がApple Foundation Modelフレームワークにとって、最も優れた基盤を提供すると判断した」と述べ、「ユーザーに革新的な新しい体験を提供できることを大変嬉しく思う」としています。また「Apple Intelligenceは、アップルの業界をリードするプライバシー基準を維持しながら、引き続きAppleデバイスとプライベートクラウドコンピューティング上で稼働する」とも述べ、Googleの生成AIを利用しつつも、引き続き高いセキュリティとプライバシー保護を維持していくことを強調しています。
アップルは2024年のWWDCで、AIを搭載したSiriをデモンストレーションし、OpenAIのChatGPTをSiriやApple Intelligenceに組み込むことを発表しました。Apple IntelligenceにおけるChatGPTは、Siriが対応が難しいタスクを自動で引き継いで回答したり、作文ツールでメールなどの文書作成を手伝ったりといったことを受け持っています。
一方、アップル自前のAI開発は難航し、2025年3月には、このAIとともに予定されていたSiriのメジャーアップデートが2026年に延期されることが発表されました。
その後6月には、アップルがSiriとApple Intelligenceに搭載するAIについて自社開発から進路変更し、OpenAIおよびAnthropicとの提携を検討しているとの報道が流れはじめ、やや遅れて8月には、Googleも検討対象に名前を加えました。そして、11月になると、アップルは自社のプライベートクラウド上で動作するようカスタマイズされたGeminiを次世代Siriの基盤に採用する可能性があり、そのために年間約10億ドルを支払うかもしれないと伝えられるようになり、Googleを採用する線が濃厚になってきていました。
次世代Siriは、2026年春頃のリリースを目標として開発が進められており、現状ではそのスケジュールに向けて順調に準備が進んでいると言われています。おそらくは3月頃にリリースされるiOS 26.4とともに登場することになるとうわさされています。





