Anthropic、新AIモデル「Claude 4」発表。コードの作成と編集や推論に優れる

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Munenori Taniguchi

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Anthropicは5月22日に初めての開発者向けイベントを開催し、新しいAIモデル Claude の最新AIモデル「Claude Opus 4」「Claude Sonnet 4 」を発表しました。

Anthropicは、Claudeの新バージョンを「世界最高のコーディングコーディングモデル」と自賛し、社内で実施したベンチマークテストで、GoogleのGemini 2.5 Pro、OpenAIのo3推論、GPT-4.1モデルよりも優れた結果を示したと述べています。

他にも、新バージョンは大規模なデータセットの分析や、数時間に及ぶような長時間タスクを継続的に処理でき、複雑な問題の解決能力が強化されていると主張しています。

Claude Sonnet 4は、Opus 4に比べ価格と効率性を重視したモデルで、より一般的なタスクで「優れたコーディングと推論」を行い、より正確な応答として提供するとAnthropicは説明。いずれのモデルも、タスク完了のために手抜きや横着をする可能性が65%も低くなり、開発者がClaudeにローカルファイルへのアクセスを許可する場合は、長期タスクにおける重要な情報の保存能力が向上するとしています。

なお、Claude Sonnet 4は無料ユーザーも利用することができますが、Opus 4は有料のPro、Max、Team、Enterpriseいずれかのユーザーのみがアクセスできます(もちろん、Anthropic APIからも利用可能)。また、Amazon Bedrock、Google CloudのVertex AIといったサービスからもアクセス可能で、こちらはOpus 4が100万トークンあたりの価格が入力で15ドル、出力は75ドル。Sonnet 4は100万トークンあたり入力が3ドル、出力が15ドルとなっています。

Anthropicは今回のリリースに合わせて、コマンドライン上でClaudeを使うエージェント型ツールのClaude Codeを正式リリースしました。Visual Studio Codeや JetBrainsなどのIDEと統合してレビューや追跡を効率化できるとのことです。


《Munenori Taniguchi》

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