メガネ型ディスプレイXREAL Air 2 Pro発売。電子調光で屋外の視認性向上、実機で分かったAir 2との違いと選び方

ガジェット XR / VR / AR
山本竜也

20年務めた会社を辞めて、ガジェットなど好きなことをブログなどに書いて生きています。

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メガネ型ディスプレイXREAL Air 2 Pro発売。電子調光で屋外の視認性向上、実機で分かったAir 2との違いと選び方
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Xrealの最新ARグラス「XREAL Air 2 Pro」が、11月17日に発売となりました。価格は6万1980円。公式サイトのほか、Amazon、ヨドバシカメラ、ビックカメラで購入可能です。


XrealのARグラスとしては、7000円安いXREAL Air 2(5万4980円)が10月に発売済み。XREAL Air 2 Proは、ディスプレイとしての基本的な仕様はXREAL Air 2とほぼ変わりません。


ヒンジ部の形状が違うなど細かな違いはありますが、大きな違いは電子クロミック調光機能を搭載する点。

透過型の光学系を採用するXREAL Air 2は、通常の視界の中に半透明の映像が浮かぶ仕組みのため、屋外など環境光が明るい場所では映像が見えにくくなります。

特に暗い部分はレンズ自体の色になるため、暗い場面や暗転、影の部分には現実の目の前がそのまま透過して見えてしまいます。周囲に注意を払う必要がない状況で没入して使うには、外側にはめ込んで物理的に遮光するシールドが付属しているのですが、いちいち着け外しするのは面倒です。

この点、XREAL Air 2Proは電子調光機能を備えており、ボタン操作で効果を100%、35%、0%に切り替えることで、明るい屋外でも映像が見やすくなります。

ちなみに100%にしても可視光透過率0%になるわけはなく、明るい場所では周囲がうっすらと見えてしまいます。色の濃いサングラスをかけたような状態です。もちろん、シールドを使用して完全に遮光することも可能です。

(シールドを利用すれば映像は透けなくなりますが、あくまでサングラス形状のレンズ部分だけを塞ぐため、当然ながら明るい場所では周辺から光が入ります。)

発売に先立ち、11月16日にはアウトドアでXREAL Air 2 Proの調光機能を試す体験イベントも開催。実際に試してみましたが、ボタンのクリックだけで調光できるのは非常に便利。明るくて画面が見えない場合でも、35%にするだけで視認性が高まります。

室内で利用する限りでは、調光機能はなくても構わないのではという印象を受けましたが、7000円の差であれば、調光機能のあるAir 2 Proをお勧めします。ただ、外には持ち出さない、少しでも安く購入したいということであれば、Air 2でも問題ないと思います。

なお、XREAL Airには、PCやMacで仮想デスクトップを利用できるNebulaというソフトがあります。Mac版に関してはすでにAir 2 / Air 2 Proをサポートしていますが、Windows版に関してはAir 2 / Air 2 Proには未対応。そもそもWindows向けにはまだ正式リリースもされておらず、一部でベータテストが行われている状態です。

一応、11月中にはリリース予定とのことでしたが、これを期待してXREAL Air 2を購入するのは、少し待ったほうがいいかもしれません。

また、Xrealは11月18日からブラックフライデーセールを開催します。XREAL Airが8000円オフの4万1980円になるほか、Air 2/Air 2 Proの購入で、フレームに貼ってカスタマイズできるスキンシートXREAL Kaleido Kit(販売価格1500円)がもらえます。


《山本竜也》
山本竜也

20年務めた会社を辞めて、ガジェットなど好きなことをブログなどに書いて生きています。

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