8月24日の夜遅く、ドナルド・トランプ元米大統領がX(Twitter)に久々の投稿をしました。
元大統領はこの日、ジョージア州において2020年の選挙結果を覆そうとしたことに関連する複数の告発によってフルトン郡拘置所に出頭・逮捕されています。
今回の投稿は、そのときに撮影されたマグショット(収監時に撮影される顔写真)に「Never surrender(決して降伏しない)」との文言が添えられたものです。なお、トランプ氏はすでに20万ドル(約2900万円)の保釈金を支払って釈放されています。
トランプ氏のTwitterアカウントは、2021年1月6日に発生した米議会での暴動を扇動したとされるツイートがサービスのポリシーに違反すると判断され、当初は12時間のアカウント凍結処分だったものの、数日後に永久追放処分とされていました。
しかし、その後Twitterを買収したイーロン・マスク氏は、トランプ氏を含む追放アカウントを続々と復活させています。
ただ、マスク氏がトランプ氏のTwitterアカウントを復活させたときは、すでにトランプ氏は自前のSNS「Truth Social」を立ち上げていたこともあり、トランプ氏はこのプラットフォームに戻ることに興味を示しませんでした。
今回、Twitterから改名したXでの久々の投稿においては、トランプ氏は直前にTruth Socialでも同じ内容の投稿を行っていました。
今後、トランプ氏がXに本格的に復帰して投稿も活発化するのか、今回だけの投稿になるのかは定かではありません。とはいえトランプ氏のXのアカウントはいまも8670万のフォロワーがついており、次の大統領選挙の前のタイミングで続けざまに行われている告発に注目が集まることをある意味逆手にとり、より多くの人々に自身の主張を伝える宣伝効果は大きそうです。