PS5ベータで8TB M2 SSDやドルビーアトモス機器対応㊗ UIやアクセシビリティも改善多数

ゲーム Sony
Ittousai

テクノエッジ編集長。火元責任者兼任 @Ittousai_ej

特集

PS5ベータで8TB M2 SSDやドルビーアトモス機器対応㊗  UIやアクセシビリティも改善多数
  • PS5ベータで8TB M2 SSDやドルビーアトモス機器対応㊗  UIやアクセシビリティも改善多数
  • PS5ベータで8TB M2 SSDやドルビーアトモス機器対応㊗  UIやアクセシビリティも改善多数
  • PS5ベータで8TB M2 SSDやドルビーアトモス機器対応㊗  UIやアクセシビリティも改善多数
  • PS5ベータで8TB M2 SSDやドルビーアトモス機器対応㊗  UIやアクセシビリティも改善多数
  • PS5ベータで8TB M2 SSDやドルビーアトモス機器対応㊗  UIやアクセシビリティも改善多数
  • PS5ベータで8TB M2 SSDやドルビーアトモス機器対応㊗  UIやアクセシビリティも改善多数
  • PS5ベータで8TB M2 SSDやドルビーアトモス機器対応㊗  UIやアクセシビリティも改善多数
  • PS5ベータで8TB M2 SSDやドルビーアトモス機器対応㊗  UIやアクセシビリティも改善多数

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、PlayStation 5のベータ版ソフトウェアアップデートを開始しました。

今回は待望の「Dolby Atmos機器(HDMI)」対応に加えて、M.2 SSDストレージの最大容量が8TBに拡大します。

さらに、二つのコントローラを一台として使う「アシストコントローラー」、ゲームライブラリの検索機能、シェアスクリーンのプレビュー、メッセージに絵文字リアクション、参加可能なアクティビティ中のフレンドをリスト上で簡単に確認、起動時の「ピーッ」音ミュート設定など、多数の新機能やQoL改善を含む内容です。

ついにDolby Atmos対応

今回のベータ版アップデートからは、とうとうPS5でもHDMIでDolby Atmos出力を選択可能になりました🎉

手持ちのスピーカーシステムやサウンドバー、テレビなどHDMI機器がDolby Atmosに対応している場合、PS5独自のTempest 3D AudioTech による空間オーディオを高さ方向含め再生できるようになります。

なぜ嬉しいのかの説明は若干ややこしくなりますが、どう嬉しいかと言われれば、対応機器のユーザーにとっては非常に嬉しい新機能です。

若干ややこしい説明:PS5は発売当初から独自のオーディオ技術Tempest 3Dを大きな売りとしており、ゲーム内の3次元空間に存在する膨大な数の音源の動き等をシミュレートして、高さ方向を含むオブジェクトベースの空間オーディオ(立体音響)として再現できます。

さらに空間オーディオをステレオのいわゆる仮想サラウンドに変換できるため、一般的なステレオヘッドホンさえあれば、一応は前後や上下の定位感も含む広がりのある空間オーディオが楽しめます。(あくまで仮想なので、他社の仮想サラウンドやバーチャル空間オーディオ技術同様、「効き具合」はユーザーによって異なりますが)。

この「立体音響のステレオによる擬似的再現」は、ちょうど2年前の夏のベータ版アップデートからテレビのステレオスピーカーでも利用可能になっていました。

しかし一方で、Tempest 3Dは外部機器に空間オーディオを出力する規格ではないため、これまではPS5の内部で高度なオブジェクトベースの立体音響として処理されて高さ方向の情報があっても、ステレオまたは従来の5.1chサラウンド等で出力するしかありませんでした。

つまり、仮に天井にスピーカーを吊って本格的なDolby Atmos対応システムを組んでいても、あるいは手持ちのサウンドバー等が天井からの反響を利用するようなドルビーアトモス対応機種でも、PS5がドルビーアトモス規格で出力できないため、ゲームの立体音響については持ち腐れの状態。

だった状況が、ようやく今回のベータ版からは改善します。具体的には、サウンドの設定でHDMI出力時の優先フォーマットにドルビーアトモスを選択可能になりました。

[設定] > [サウンド] > [音声出力] >[音声フォーマット(優先)]で[Dolby Atmos]選択

Xbox Series X|Sは先代に引き続きドルビーアトモスに対応していたため、ゲーム機や映像・音楽のためにドルビーアトモス対応機器を揃えていた向きには嬉しいアップデートです。

M.2 SSDストレージが最大8TBまで対応

PS5の利点である、市販M.2 SSDを内蔵同等の高速ストレージとして使える機能がさらにFuture Proofに。従来の最大4TBから8TBに倍増します。

現時点で最大の8TBを購入するのは価格的にどう考えても見合いませんが、将来的に価格が下がったときにはお大尽構成が選べます。

二つ目のコントローラで手伝う「アシストコントローラ」

アシストコントローラーは、追加した二つ目のコントローラーの操作と合わせて一台分として入力を受け付ける機能。

なかなかうまく行かない場面を物理的にコントローラを手渡すことなく交代したり、一般的な持ち方での操作が難しい場合に一人で2つ目を併用したり、あるいはあらゆるゲームの操作を「複座式」にして人力オートエイムやオートジャンプ等々で遊ぶといった使い方が可能です。

ソーシャル機能改善やQoL向上も

フレンドと一緒にチャットするパーティーを作る、参加できるゲームに合流する、フレンドのゲーム画面配信を見て楽しむといったソーシャル機能も向上しています。

メッセージに絵文字リアクション
シェアスクリーンのプレビュー
ゲームハブにトーナメントタイル追加。参加回数や順位、次回の開始時刻など
パーティー機能のUI改善。新しいグループを作ることなくフレンドをプライベートパーティーに招待。グループ宛の招待など
ゲームヘルプ改善。進行中のほか「利用可能」「開催予定」「完了」等も確認。2ペイン表示で分かりやすく
使い方ヒント。[設定] > [ユーザーズガイドとヒント、健康のためのご注意、その他の情報] > [ユーザーズガイドとヒント] > [使い方ヒント]

そのほか地味に好印象な改良として、起動時や電源オフ時に鳴るビープ音の音量を下げたりミュートできるようになります。[設定] > [システム] > [ビープ音]から。

自分のゲームライブラリの検索も可能になりました。

ベータテストへの参加方法

PS5のパブリックβテストに参加するには、ベータプログラムのページから登録した上で対象に選ばれる必要があります。

対象になっている場合、SIEからベータ版への更新方法を記したメールが届く仕組みです。

今回のベータ版の仕様は、従来のβテストと同じくあくまでテスト目的であって、実際に正式版で採用されるかどうか、どの時期になるのか、そのままなのかさらに変更されるか等は確定していません。

今回のベータ版仕様の多くは、年内配信予定の正式版で導入される見込みです。


PlayStation 5 デジタル・エディション (CFI-1200B01)
¥49,478
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
PlayStation 5 (CFI-1200A01) + ARMORED CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON (PS5版) セット
¥67,578
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《Ittousai》
Ittousai

テクノエッジ編集長。火元責任者兼任 @Ittousai_ej

特集

BECOME A MEMBER

テクノエッジ友の会に登録しませんか?

今週の記事をまとめてチェックできるニュースレターを配信中。会員限定の独自コンテンツのほか、イベント案内なども優先的にお届けします。