N64の名作『ゴールデンアイ 007』復活。Xboxは1月27日、Switchは年内配信予定

ゲーム Nintendo
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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Nintendo/Rare

ニンテンドウ64の名作「ゴールデンアイ 007」の復活は数ヶ月前から予告されていましたが、ようやくNintendo Switch版およびXbox版がリリースされることになりました。


オリジナル版の開発元であるレア社の公式アカウントが、「カレンダーに印を付けて下さい」と直々に告知しています。

Xbox版は定額ゲームサービスXbox Game Passに含まれるRare作品詰め合わせ『Rare Replay』のアップデートとして、スイッチ版は有料サービスNintendo Switch Online上で、海外ではともに1月27日(現地時間)に配信スタートの予定です。

『ゴールデンアイ 007』は1997年にN64専用ソフトとして発売されたFPS(一人称視点シューティング)ゲーム。

もちろん主人公はおなじみジェームズ・ボンドであり、プレイヤーは世界で最も知られたひみつ工作員になりきってスパイ道具やギミックを駆使して国際的なテロ組織に立ち向かい、敵から身を隠すスニーキングミッションや激しい銃撃戦を繰り広げます。

押しも押されぬ超有名な版権タイトルだけに、現代のハードウェア上で蘇ると発表されたときは驚きの声が上がりました。

実際、2021年にはリマスター完全版と思しきXbox360向けビルドが流出したり 、その360版はキャンセルされたと噂されたり、色々と山あり谷ありだったことは想像に難くありません。

N64版は当時のハードウェアとして極限を追求していた感がありますが、それだけに極限を乗り越えられない(操作性の難やフレームレートなど)箇所も少なからずありました。復刻版では、その後に進化したプロセッサー等のアドバンテージを活かしていると期待したいところです。

以前の予告通り、Xbox版は原作にあったキャンペーンモード、難易度の変更やチートもすべて復活。なぜかオンラインでのマルチプレイに対応していませんが、ローカルで画面を分割した4人プレイは再現されています。

またデュアルアナログスティックにも対応し、最大4K Ultra HDまでのネイティブ16:9解像度、安定したリフレッシュレート、さらに実績にも対応しているとのこと。

かたやスイッチ版は基本的にN64版の再現ながら、オンラインで4人プレイが可能であり、ワイドスクリーンモードも追加されています。

日本向けの直接のアナウンスはありませんが、Xboxゲームパス版は日本と同時配信の可能性が低くないはず(例外あり)。またスイッチ版は「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online」の1タイトルとして、2023年中に配信予定です。


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《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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