AI作画・AI作曲・AIゲーム制作などを競う「AIアートグランプリ」開催決定。グランプリは10万円+RTX 4080マシン

テクノロジー AI
松尾公也

テクノエッジ編集部 シニアエディター / コミュニティストラテジスト @mazzo

特集

AI作画・AI作曲・AIゲーム制作などを競う「AIアートグランプリ」開催決定。グランプリは10万円+RTX 4080マシン
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AIはビジネス分野だけでなくイラストや音楽制作などの芸術分野にもその利用範囲を広げつつあります。こうしたAIアート作品を広く募集し、優れた作品を選出する第一回「AI アートグランプリ」の開催が決まりました。

主催のAIアートグランプリ実行委員会では、人間による表現手段としてのAIの積極的な活用の方向性を探り、AIを活用したアーティストを育成することを目的としたコンテストだと説明しています。

共催はドスパラ(サードウェーブ)で、事務局はクラウドベースのAIイラストサービスを提供しているMemeplex。

応募条件は次の通り。

・AIを利用して作られた画像、漫画、動画、音楽、ゲームなどの表現物 ・実際に利用したAIモデルとシード値、プロンプト、ファインチューニングに使用したデ ータセットなど、生成に至るまでのプロセスを審査委員会に開示できること
・AI生成物を人間が加工したもの
・他者の権利を直接的に侵害していないもの
・スマートフォンやPC上で再生できること ・実際に審査委員会で試聴・体験・再現可能なコンテンツであること
・ハードウェアやパフォーマンスは不可
・日本国内法を遵守していること

審査基準は、人間らしい表現のための手段としてAIを正しく活用していること 、独創性のある表現が行われていることの2点。

グランプリ作品(1名)には賞金10万円とGeForce RTX 4080搭載PC(ガレリア)、準グランプリ作品(4名)には賞金5万円、佳作10名には賞金2万円が授与されます。

応募受付は2023年1月15日から31日まで。最終審査会および表彰式は3月を予定。

審査員長を務めるメディアアーティストで東京大学名誉教授の河口洋一郎氏は次のようにコメントしています。

「今日、アートの世界にもAIは決して無視できない存在となってきました。AIを脅威として捉えるのではなく、近未来のツールとして創造行為を増幅するものとして考えます。今までに無い、新しい感覚を刺激する作品ができる期待が膨らみます。AI を使いこなすことで生まれた魅力的な作品と出会えることを期待しています」

また、「灰羽連盟」「リューシカ・リューシカ」「serial experiments lain」などで知られるイラストレーター・漫画家の安倍吉俊氏、「名探偵コナン」「シティハンター」のアニメプロデューサーである諏訪道彦氏、「シン・ウルトラマン」「シン・ゴジラ」「のぼうの城」の樋口真嗣監督、AIアートの著作権問題に詳しい柿沼太一弁護士が審査員を務めます。

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《松尾公也》

松尾公也

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