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NASAのOrion宇宙船が月から帰還。25日間の「Artemis I」ミッション完了

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Munenori Taniguchi

Munenori Taniguchi

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ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他

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NASAのOrion宇宙船が月から帰還。25日間の「Artemis I」ミッション完了

NASAが打ち上げた「Artemis I」 のOrion宇宙船が25日間、約230万kmの旅を終えて地球に帰還、メキシコのバハ・カリフォルニア沖に着水しました

Artemis I ミッションはNASAの大型ロケットSpace Launch System(SLS)の初の打ち上げでもあり、またOrion宇宙船にとっても初めての飛行でした。NASAのビル・ネルソン長官は「今日は特別な日だ」と述べ「それは新しい技術、まったく新しいタイプの宇宙飛行士、そして特に、アメリカ人のDNAが持つ未来へのビジョンを示すものだ。そしてそのDNAとは、われわれが常に冒険者であり、探検家であり、開拓者精神を持っているということであり、その精神はいまや天界を探査し続けている」とコメントしました。

Orion宇宙船は11月16日の打ち上げ後にいくつかのトラブルを経験しました。たとえば打ち上げ直後には、宇宙船を正しい方向にナビゲートするために星の光から位置を測定するスタートラッカーシステムが異常値を出力する現象が出たりもしましたが、NASAはすぐに問題を突き止め、対策を適用して事なきを得ました。

Orion宇宙船は11月25日に、月の遠方逆行軌道(DRO)に入りました。そして翌26日にはアポロ13号の司令船が記録した「有人飛行のための宇宙船が到達した、地球から最も遠い距離」である40万171kmを越え、その2日後に43万2210kmまで記録を伸ばしました。

12月1日にはOrion宇宙船はDROを離脱。12月5日に月へのフライバイを実施して地球へ帰還する軌道に乗り、11日にようやく地球への帰還となりました。大気圏への再突入は、地球低軌道からの帰還よりもかなり高速な時速4万kmで行われました。宇宙船はこれまで使われたことのない新技術を用いた耐熱シールドを装備しており、バウンドするように大気圏から一時的に再浮上することで、機体にかかる負荷を軽減するスキップエントリーと呼ばれる方法を使い、最終的な着水位置の推定をしやすくしたとのことです。

NASAは今後、Orion宇宙船が持ち帰ったデータをすみずみまで解析・評価し、Artemis II 号ミッションの計画にフィードバックする予定です。Artemis II ミッションは少し期間が空いて2024年に予定されているものの、今度は有人での打ち上げになり、3回目以降のミッションではアポロ計画以来となる、宇宙飛行士の月面着陸を計画しています。



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《Munenori Taniguchi》
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